経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2

経営企画部vs情報システム部

「あ、そうなんですか? そのお話、まだ聞いてなくて。すいません。じゃあ、部長に確認してご挨拶に伺いま」

 と、言い掛けた司の前にばっと先輩方は立ちはだかった。冗談じゃない。そんな事は絶対に許さない!

「ちょっとお二人さん。いきなりやって来て、何意味不明なことを言ってるのかな? 上野に空いてる時間なんてありませんけどー!?」

「そもそも本人が上司から指示される前に他部署が乗り込んでくるとかどうなのかしらー!」

「これは一旦差し戻しだな」

「正式に指示が降りたとしても、そっちには行かせませんけどねーー!!!??」

 司はうちの!! うちのなの!! その主張に情シスが大人しく引っ込む訳がない。

「はぁー!? おたくらには関係ないでしょうが!」

「勝手な事しないで貰えます!? あなた達の権限でどうにかなる話じゃないでしょー!!」

「でも上野の本業はこっちなの」

「手が空かなければ貸せないの」

「うちらが優先だもんね」

「手、空くかなぁー?」

「うわ……先輩が後輩の時間潰すとか正気ですか?」

「そんな事するなら正式にこっちに来て貰うように要請します! ええ、してやりますよ!」

 わーぎゃー騒ぐ周囲において行かれた司はぽかん。
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