経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2

「本当にごめんなさい」

 さて、積もる話もあるけれど今日は金曜日。二人とも仕事だ。慌てる時間ではないけれど、慣れていない綾音もいるし、とにかく準備をしようと動き出す。まずは。

「朝ご飯はいつもどうしているの?」

 と、綾音がまず問い掛けた。

「できるだけ食べるようにしてるけど…食べなくても平気」

「いつも何食べているの?」

「トーストとか、ゆとりがあれば何か作ったり…。出社してから口に放り込むこともあるけど…」

「何か作る? 材料あるの?」

 そんな話をしながら冷蔵庫を開けたら、ものの見事にすっからかん。…の棚に卵とベーコンだけがちんまりと入っている。不思議な状況に綾音は首を傾げた。

「その…ここ最近、家であんまり食事してなくて…でも朝位って…思って…買ったんたな。多分。覚えてないけど」
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