経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
ゴールの瞬間
そして九時を迎えた。
経営企画部は静かだった。パソコンを叩く音や紙を束ねる音が聞こえてくるだけ。まだ、それぞれがエンジンの掛かりきっていないこの時間帯はいつもこうだった。
けれどその瞬間、司以外の全員が止まる。目を丸くしてモニターを見た後、四人は顔を見合わせた。けれど声を出さなければ碌に動くことも無い。
そのまま、うろうろと視線を漂わせつつ渡したり受け取ったりした後、彼等はばらばらと司を見た。けれど司は無反応だ。何かの作業をしているのか、一人だけキーボードを叩く手が止まらない。
その反応に、四人は不安げな顔をする。どうして気にならないんだろう。もしかして本当に手を放したから? どうでも良くなっちゃった? あんなに皆で頑張ったのに。しゅん…。と肩を落とす面々。
その四人の前で司は何かに気付いた。不意に手を止めると、今度はマウスを手にして何かやっている。それを四人は黙って見ていた。
経営企画部は静かだった。パソコンを叩く音や紙を束ねる音が聞こえてくるだけ。まだ、それぞれがエンジンの掛かりきっていないこの時間帯はいつもこうだった。
けれどその瞬間、司以外の全員が止まる。目を丸くしてモニターを見た後、四人は顔を見合わせた。けれど声を出さなければ碌に動くことも無い。
そのまま、うろうろと視線を漂わせつつ渡したり受け取ったりした後、彼等はばらばらと司を見た。けれど司は無反応だ。何かの作業をしているのか、一人だけキーボードを叩く手が止まらない。
その反応に、四人は不安げな顔をする。どうして気にならないんだろう。もしかして本当に手を放したから? どうでも良くなっちゃった? あんなに皆で頑張ったのに。しゅん…。と肩を落とす面々。
その四人の前で司は何かに気付いた。不意に手を止めると、今度はマウスを手にして何かやっている。それを四人は黙って見ていた。