経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2

居酒屋でお説教です

「で? この半年何やってたの? マグロ漁船にでも乗ってたの?」

 ぐびぐびお酒を飲みながら、ふんぞり返って舞は言う。外は暑かったですしね。はらわたも煮えくり返っているでしょうし、幾らでも飲んで頭と体を冷やして下さい。と、司は思う。ここは当然司の奢りである。誰も何も言わなくても三人ともそう思っている。

「仕事してました」

「へーーーー」

 まぁ、分かってましたよ。そんなのは。と、舞は頷いた。

「随分お忙しいんですねーぇ? 経営を企画するのって。電話一分、メール一行書く事もできないんだもんねーーー」

 返す言葉も無い司の隣で、何故か綾音も反省モード。舞の無双は止まらない。

「具体的に何してたの?」

「……決算の準備したり」

「ふーん?」

「……総会の準備したり」

「ほーん?」

「……投資家に会う準備したり」

「へーえ?」

 準備ばっかしてんな。と、三人は同時に思った。
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