ある一匹の白猫は人間に残酷な拷問を受け、恐怖心を無くした。 冷たい檻の中に閉じ込められていた白猫は、人間になりたいと願っていた。 大嫌いなはずの人間、でも大好きな"主様"と結ばれたくて。 ｢これからは、僕がそばにいるよ｣ 突如現れた、吸血鬼は他人の温もりというものを教えてくれて、 ｢君、僕と一緒においでよ。｣ 吸血鬼に誘われたそこは、 『ようこそ、遊戯の館へ』 ヒトの疲れを癒すための、大きな大きなお屋敷だった。 ‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙ 白猫…ユキ 人間と猫のハーフで昔飼ってくれていた主様を探す。恐怖心を無くしている。知らないことばかり。 ‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙‧✧̣̥̇‧✙ 吸血鬼…ジルド・レイ ユキが怖がるものを興味本位に知りたいと思う。普段は、紳士かつサドを演じているが、本性はバカでヘタレ。 吸血鬼×白猫の 決して報われてはいけない愛