金沢理世（25歳）は朝食の時に見ていたニュースで、 小学生の頃面倒を見てくれた男子中学生が、 結婚詐欺で逮捕されたことを知りショックを受ける。 その中学生は理世が不審者に 連れて行かれそうになったとき、 身を挺して守ってくれた初恋の相手だった。 理世は会社帰りに誰かに つけられている気がしていていたが、 それを会社の常務である森山達貴（31歳） に知られ心配される。 森山は大丈夫だという理世へ、 後悔したくないからと同居に誘う。 そんなとき理世の前に現れたのは 元彼である下村浩二だった。 彼は理世と別れたことをずっと後悔していたといい、 理世の身を心配して下村も同居を提案してきた。 森山の優しさに安心しながらも、 個人的な後悔により優しくされていることに 罪悪感を抱きながらも惹かれていく。 完結　8月29日

【お知らせ】 ４月刊にてアンソロジーが発売予定です。 28歳の園田杏（そのだ　あん）は、会社の先輩である佐藤利奈の誘いで「異業種交流会」へ参加する。 だがそこは、立場のある既婚者の男と、女性の知り合う場だった。 そこで杏は、34歳で会社社長という橋本翔太に出逢う。 元彼の不倫で男性不信だった杏は翔太の誘いを拒絶するが、翔太は甘い言葉と態度でゆっくりと杏を自分の元へ引き釣り混んでいく。 翔太が可愛がり甘やかすターゲットとなってしまった杏。 そこから離れたくても、その甘く優しい世界は杏の理性を溶かしていく。 既婚者でその不倫相手になってしまった杏の進む道は。 ※ベリーズカフェ初投稿作品 ☆ご報告☆ 第2回ベリーズカフェ短編小説コンテストにて「優秀賞」を頂きました。 アンソロジーとしてベリーズ文庫より書籍化決定とのことで驚いております。 審査して下さった皆様、そして読者の皆様、ありがとうございました。

篠崎楓（25歳）は会社が倒産し、 次の仕事に就くまでと初めての海外一人旅へ。 旅行先はオーストリアの首都ウィーン。 そこで日本人とドイツ人のミックスで、 驚くほどに格好いい男性と出逢う。 彼は楓がウィーンで聞いたコンサートで 顔もわからずその音楽の素晴らしさに惚れ込んだピアニスト、 レン（蓮）・ハインリッヒ（33歳）本人だった。 レンは自分の立場を隠し、 楓の観光に付き合うことに。 そしてレンが、楓の捜していたピアニストだと知る。 だが楓はすぐ日本に帰らなければならなかった。 「再会出来たら、運命と思って諦めろ」 そんな二人の運命は。 ※2023/05/07 ファンの皆様限定の番外編をアップ致しました。 楽しんで頂ければ嬉しいです。

「所詮平等なんて無理なんだ。 天秤なんて愛する人の方に簡単に傾くさ」 パワハラに耐えている２６歳の「福永素子」 の前に現れたのは、 親会社法務部弁護士で２９歳の「芝崎誠」。 誠が素子に近づいた理由は、 パワハラの証拠を集めるため。 寄り添う誠に支えられる素子。 正義感が強く、だが不器用な素子を、 誠は次第に甘やかしたいと思うようになる。 未だ自信の持てない素子に誠は交際を迫り、 素子が親に結婚をさせられそうなのを知ると、 誠は自分が婚約者だと名乗りでる。 そんな誠にはまだ秘密があるようで･･････。 ※2022/10/15 ファンの皆様へお礼の番外編をご用意しました。 クリスマスイブの少々大人風味？なＳＳです。

高校二年生で地味、 真面目に生きてきてきた 川井紫央里（しおり） が塾の帰りに人助けした相手は 恐ろしいほど整った顔とルックスを持つ 三ツ沢グループの御曹司、 三ツ沢光生（あきお）だった。 身勝手な光生に 12歳下の紫央里は振り回されつつも、 負けん気から容赦なく光生に突っかかっていく。 始終揉めている一回り差のこの二人に、 愛など育まれるのだろうか？