藤咲真緒さんの作品一覧

今夜君に、七年越しの愛を

総文字数/14,465

恋愛(その他)18ページ

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忘れていた。 そっと吹き抜ける春の風のように。 過ぎたことにすら気づかないくらいに。 「はるか」 住む世界が違うの、わかってた。 とっくのとうに。 「あの時もこの時も、知らないフリをするんだよな、はるかは」 声、仕草、この温かさは その記憶だけは10年経っても確かなものだから。 「あのあと、お父さんもいなくなっちゃって」 あぁ、泣かないで。 そんな君だから、 『今夜君と、7年越しに』 毎日を忙しく過ごす一家の柱と 毎日を退屈に過ごす同級生の いつかの想いが 再び動き出す。   桜井 春鹿 × 笹崎 宏都
憂いの月

総文字数/11,379

恋愛(キケン・ダーク)14ページ

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戦が始まる。 泰安の世が、この美しい都が戦火に包まれる。 それは日の本の帝が統べるこの国の天下を奪おうと謀り、太政大臣かつ関白の職まで上り詰めた男の仕業。 慈悲のない政と有無を言わせぬ眼つきは、共に育ったはずの幼馴染。 「観、俺の側女になれ」 変わり果てたその様を見ようか、見まいか。 淡い恋心は形を変えながら、直ぐ側でこの現し世を眺めている。 ゴリゴリの古文ぽく、よくわからない役職が登場するかと思います。が! 読みにくい話し言葉にはなりますが! 気にしなくても読めるよう甘く仕上げております。ハードルを下げて読んで下さると嬉しいです〜!
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自分の生きたいまま生きたい。 だから恋なんて要らない。 ...でも。 それでもあなたを愛したい。 こんなこと思ってしまって、結局私ばっかり。 でも大好き。 飛び出した私は正解だったわ、きっと。 だってあなたに会えたんだもの。 あなたの〝特別〟に、どうしてもなりたいのに...。 その指輪はなに。 なに、その私を見つめる瞳は。 教えてよ、その抱えてる大きなものを───。 アヴィヌラ国から亡命した情熱的な元お嬢様 アンナ・ジェラシヴリ × 国境沿いに住む貴族出身の薬師 イヴァン・ハンノルド 「お前は、優しくないな」 「ええ、お褒めの言葉をありがとう。そう決めたんだもの。自己中に生きるって」 ***** 「愛とか恋とか、正直言って嫌いだった。でも今、私は...」 「言葉を控えると言ったはずだろ」 ***** 「お前は、本当の優しさを持ってると思うぞ、俺は」 この心は、甘くて、すごく苦くて、あったかい何かで守られている。 2023.2.10.~ 2023.4.30 ファンタジー小説大賞・異世界ファンタジー部門に応募いたしました。 一言感想、いいね、もちろん感想も! 届くと鬼喜びます。 ぜひポチッと、心のままに、押して下さいませ♥
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