意味が分かると怖い、学校の怪談。 あなたはこの話の意味に気づけるか？ 学校の怪談に関するホラー話の短編集。

神崎花音はどこにでもいる中学一年生。 そんな私の通う学校の生徒会は、『パレット』と呼ばれる人気者の集団だった。 ヤンキー系の赤司君。 王子様系の青山君。 可愛い系の浅黄君。 知的な眼鏡が良く似合う緑川先輩。 クールな生徒会長の黒羽先輩。 何もかも普通な私が関わることは、一生ないと思っていた…… 「青竜の末裔。光の女神を守る五人の竜神の中の一人だよ」 「守る？　青山君は誰かを守る人なの？」 「光の女神様、今は神崎を守る騎士みたいなものかな」 そんな普通の私は、光の女神様の魂が宿ってしまったみたい。 そして、私を守ってくれるのは、生徒会の『パレット』のメンバーだった。 しかも、『パレット』のみんなには秘密があるみたいで……