プロフィール

杉下哀
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白い菫が紫色に染まる時
杉下哀/著

総文字数/107,685

恋愛(純愛)108ページ

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白色の菫の花言葉は、「あどけない恋」 紫色の菫の花言葉は、「愛」 北海道の雪降る田舎町で過ごす高校生 「遠野菫(とおのすみれ)」 幼馴染でいつも優しさを向けてくれる 「白澄(きよと)」 誰からも愛されるムードメーカー 「陽翔(はると)」 3人はいつも一緒だった。そして、これからも一緒だと信じていた。あの日を迎えるまでは。 【北海道の田舎町から逃げ暖かい場所に行きたいと願う、菫】 「誰のことも好きになれないのに、一人で生きていくのは寂しいなんていう感情を持つのって矛盾してますよね」 【菫のことを誰よりも大切に思う、白澄】 「俺は、菫が好きだよ。だから、ここにいてほしい」 窮屈な田舎町から逃げ、菫は大学進学を機に東京に出ていく。あるトラウマがきっかけで、誰かを「好き」になることができなくなっていた。そんな時、同じアパートに住む人たちの暖かさに触れる。 【大学で噂される容姿を持つ、爽やかな青年。しかし、家庭の事情を抱えており、菫と共鳴していく「蓮(れん)」】 「菫が自分勝手に生きる道と僕が自分勝手に生きるための道は同じなんじゃないかな・・・」 【プレイボーイでチャラい見た目だが、実は優しい、ある事情で愛情に飢えている先輩「楓(かえで)」】 「見返りを求めないで誰かを好きになったのも、失恋したのも初めてだったから・・・」 人を愛することができなくなった彼女はどのような選択をするのか。東京、北海道を舞台に繰り広げられる彼女が学生から大人になるまでの切なくも美しい10年間。

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