しげみちみりさんの作品一覧

0時の鐘はあなたへ――推しと先輩が重なる夜

総文字数/27,217

恋愛(純愛)6ページ

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 新卒二年目の一花(いちか)が日中で向き合うのは、無口で的確、妥協を知らない先輩・雨宮。赤入れは容赦ないのに、体調の変化だけは一瞬で見抜き、黙って蜂蜜スティックを置いていく――その距離感に救われる自分が、悔しい。  そして夜。匿名配信「深夜0時の子守歌」。低音ボイスの配信者“L”は、一花のIDだけがわかる合図でそっと励ます。「0:00の鐘、君だけに」。その声は、仕事で削れた心を撫でるうたた寝の手。  ある日、社外プレゼンでトラブル発生。パニック寸前の一花に、“L”は生配信で正確な手順を囁き、同時刻、会場の右隣では雨宮が無言で同じ指示を示す。――二つの声が重なった。  確信と葛藤の末に一花が踏み出したのは、収録ブースの扉。合言葉を告げた瞬間、彼はヘッドホンの片耳を一花に当て、音を立てないキスで答える。「君を救うために、声を続けた」。  ただし社内では評価を守るために関係は非公開。けれど彼の執着は、隠すためではなく“守る”ためのもの。特別回「0時、君と」で匿名の世界に婚約を宣言し、現実でも堂々と手を取る。  日中は厳格な上司と成長ヒロイン、夜は“推しと両想い”。二つの声は、やがてひとつの家へ――右隣は、いつでもあなたの安全地帯。溺愛確約、ハッピーエンド。
隠れ夫婦、社内秘。公開プロポーズは13時前に

総文字数/26,812

恋愛(純愛)6ページ

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社内では他人のふり、家では夫婦。 広報課の葵と経営企画の悠真は、配置調整を待つあいだ人事の指示で“社内秘”のまま結婚を抱えている。 噂が立てば不正になる——だから距離をとる。 けれど、雨の日だけは傘の中で肩を寄せる。その矛盾する優しさが、二人の甘さの証だった。 ところが匿名通報と第三者監査が発動。 『広報と経企の癒着』の文字が踊る。 触れたいのに触れない夜、二人は文書で戦うことを選ぶ。 稟議の時系列、承認の経路、判断の独立性。 恋を守る方法は、手続きを尽くすこと——そう決めて。 合図は指輪の内側に刻んだ「13:00」。 監査面談の時刻に合わせ、すべてを公にする約束の時間。 そして当日。会議室の真ん中で、二人は同時に言う。 『配偶者です』。 誠実の証拠を机に並べ、情報壁と配置調整を提示し、最後に——公開での“もう一度の求婚”。 隠すのは嘘じゃない。守りたかったから。 終わったとき、あなたもきっと指輪をはめ直したくなる。 溺愛×ハッピーエンド、透明で熱い社内恋愛。 拍手のあと、社内ポータルには関係申告と配置の完了通知。 ガラスの廊下で、彼は小声で言う。『今日からは“夫だから”触れる』。 祖母の湯気立つ湯呑み、きちんと畳まれた布巾、退勤後の宝飾店で刻む“Today, 13:00”。 コンプラも恋も、手続のあとに手をつなぐ。 秘密は、いつか誇れる約束になる——そんな物語。 誤解で引っぱらず、安心して読める“じれ甘”と、仕事の矜持で貫く誠実設計。 社内秘の距離が、公開プロポーズでゼロになる瞬間までを丁寧に。 読後は幸福、満腹。ベリーズ文庫好きに捧ぐ、清潔でやさしい糖度です。 仕事も恋も、ちゃんと両立させます。 約束の鐘は、今日13時に鳴る。
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 職場では他人、家では同居人――経理の白石凛は、誰にも言えない“家族の事情”を抱えていた。  玄関前にそっと置かれる保冷バッグ。匿名SNSから届く、体温のあるメッセージ。差し向けられた優しさの正体を、彼女はまだ知らない。  地味で誠実な同僚・久遠遥真。会議では目立たず、困った瞬間だけ確かに手を伸ばす人。実は、社外秘の“隠れ御曹司”。紳士の仮面の奥に、凛だけへ向く甘い執着を隠していた。  社内トラブルを機に、二人は「職場では距離、家では監督」の擬似夫婦に。台所で並ぶ肩、夜更けの子守歌、差し出されるスープ。家の灯りが、二人の呼吸を同じ速さに整えていく。  だが、匿名とスポンサーの線が暴かれ、誤解が炎上する。凛は守るために手を離そうとし、遥真は自分の名を明かす覚悟を固める。「君を巻き込むなら、巻き込まれにいく」。震える弱さも、彼は差し出した。  秘密が灯すのは、終わりではなく始まりだ。朝の台所から始まる小さな誓い。社外秘の溺愛は、やがて家族の未来になる。結末は当然――ハッピーエンド。
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