細工師　凛火（16） × 凄腕細工師　綾城爽（19） の契約結婚 細工師同士の結婚だと思っていたが、二人には他人に明かすことのできない秘密を抱えていた。 それは、凛火は人間ではなく鬼であるということ。そして爽は、鬼を狩る狩人であること。 鬼の伝承が残る暁国には、厄災を呼ぶ『鬼火姫』がいた。鬼火姫を討伐するため、『英雄』が選ばれる。 鬼であることを隠す凛火と、狩人であることを隠す爽の、契約結婚が始まった。

柳百禾は、『モカ』というペンネームで小説投稿サイトに自作小説を投稿している。 ある日、「恋愛小説を書いてほしい」と読者に言われて頭を抱えることに。 煮詰まった百禾は、幼馴染でモテ男の前橋玲央に、ある1つの提案をする。 「私の恋人になってよ」 突如として始まった、幼馴染との恋人ごっこ。 「柳百禾。それが、俺の好きな人だ」 しかし、突然の玲央の告白によって、百禾の心は大きく揺れ動く。 私は玲央のことが好きなのだろうか。そもそも好きってなんだろう？