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塩見 凛
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風が記憶をさらう日に、君へさよならを。

総文字数/82,301

恋愛(学園)8ページ

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風が吹くたび、思い出す人がいる。 あるいは、風が吹くたび、思い出せなくなっていく誰かがいる。 "静かな"ファンタジー。 「風鈴が記憶を封じる器であり、風が記憶を運ぶ」という世界観。 逆さに吊るされた“逆風鈴”という発想は、視覚的にも象徴的にも強く、読者の心に残る。 風の音が、記憶の音に聴こえてくる。 そんな読後感が、この物語にはあります。 静かに胸を締めつける余韻を、ぜひ味わってみてください。

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