大学のサークルで出会った後輩、桐山桃花。 誰にでも優しい俺だけど、桃花にはどうしてか、もっと特別に接してしまう。 それが自分でも少し不器用だと思う瞬間もあるけれど──心の中ではいつだって「可愛い」と思ってる。 新歓のドタバタや、サークルでの些細な事件も、桃花の笑顔を見れば全部楽しい。 鈍感で純粋な彼女に振り回されることもあるけれど、そんなの気にしない。 友人たちに冷やかされながらも、必死にアピールしてるけど、 時々うっかり心の声を漏らしてしまいそうになる、でもなんとか誤魔化すのも俺らしいところだろう。 あ、昨日も友人に「お前さ、桃花ちゃんの事、好きなん？傍から見たらめっちゃ分かりやすいで？」って突っ込まれたけど、桃花には、 別にバレてない…はず。 不器用で、甘くて、じれったい──でも誰より特別な後輩との大学生活。 少しずつ距離を縮めていく日々は、甘くて、ちょっと笑えて、そして確実に心が温かくなる。 これは、俺と桃花の、大学から始まる青春ラブコメディ。 ✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧ ちょっと不器用な先輩 柊 優斗 × 鈍感で全く気付かない後輩 桐山 桃花 ✧••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✧