この世界には、晴と雨の2つの人種が存在する。 晴の人間は笑顔が絶えなく、ヒーローのような人で人々から讃えられている。 対して雨の人間は根暗で卑怯でまるでヴィランのよう。 でも、もし、逆だったら？ 【晴の人間は雨の人間をこの世界から消そうとしている】 日に日に消えゆく仲間たち。 雨の人間の巫女である龍宮寺うららは、晴の人間の視察を命じられ、天陽学園に行くことに。 (正体がバレたら殺される) けれどなぜか不良品と言われる晴の人間たちから愛されるはめに！ 『好きじゃないなのならやめればいいじゃないですか』 『あなたの周りには誰がいますか？』 晴らしくないうららに戸惑うも惹かれる晴の人間たち。 そんななかー・・・ 『どうせ私はあとちょっとの命なんですから』 『雨の人間は救いの神ですよ』 その言葉の意味はー・・・？ 手放せなくなる前に離れないと。 晴らしく振る舞ううららの押し殺した感情の下には？ 【私はまだ・・・死にたくない】 ドキドキとドロドロの交差する場所にはー・・・ 『もう・・・疲れた・・・』 晴のうち、雨。2025.10.16 start