黒いリボンを身体に巻きつけた、あなたは優しく微笑んだ。

２０××年―――――――― 世界は、崩壊へと確実に進んでいった。 巨大な隕石と、地震が世界を襲ったのだ。 大地はひび割れ、草木も枯れ果てた。 南極の氷も割れ、陸地に海が迫ってきた。 人類滅亡だった。 パニック状態になっていた人々も、徐々に現実を見つめはじめた。 自分が一番愛するひとの許で、最期を迎えようとした。 そんな、地球での物語り…… まだまだ、時間はあるわ。 話せるとこまで話しましょう。