県立西沢高校に通う梅原桜太は身長156cmのチビ。 今日は始業式で、晴れて彼は2年生になるのだが… いつものような平凡な朝にはならなかった。 「…ん?」 寝起きの髪の毛をセットしようと、鏡を覗いた時だった。 「んぁ?ぁあぁあぁあぁあ゛?」 なぜか鏡のむこうにいるのは梅原桜太ではない。そこには知らない女の姿が映っていた。 え?なんで。なんで女?オレ性転換した覚えはないぞ。 まさかのアレ?あの、例の、なんかの拍子に体と中身が入れ替わっちゃう的なアレ? いやでもあれって幼なじみとか、友達とか、少なくとも知ってる人と入れ替わるんじゃね? 誰だよコイツ。全然知らない人なんですけど。 てかどういうこと?なんで女になってんのオレ。 一体誰なのこの子。どーすりゃいいのオレ。 高校２年になって早々、よくわからん事になってんぞ 高校２年生の春。 色々な不満や悩みを抱える中、 男子高生 梅原桜太と、彼と入れ替わってしまったまだ名前も知らない女の子の恋物語―