書籍化作品『再愛婚』のスピンオフストーリー 幼い頃からずっと一緒だった幹太と雫。 そんな二人が、運命のように惹かれ合うのは必然だった。 「結婚前提でのお付き合い」だと幹太は言っている。 しかし、この関係がいつまで続くのか、雫は実は心配だった。 そんな中、彼の子どもを授かってしまった……！ 身を引いた方がいいのかもしれない。そんな考えの雫を余所に、 幹太は執着を見せてくる。 「俺に内緒で去るのは許さないし、俺と別れるのも許さない。なにより――」 小さな騎士だった幹太が、幼なじみに永遠の愛を捧ぐ――。 永江幹太　30歳 叔父が社長を務めている『永江物産』の若きホープ。いずれは跡目を継ぐ。 誰もが恋をしてしまうような甘いマスク。幼い頃からずっと雫だけを愛している。 井熊　雫　28歳 控えめだが芯の強い、図書館司書。癒やし系な女性。 ずっとずっと幹太のことだけが好き。でも、彼との色々な差を感じて このまま一緒にいられるのかと不安になっている。 『再愛婚』を読んでいなくても楽しめるようになっています。 ぜひ、ご覧ください。

永江央太　３４歳 女性には特にクールなヤリ手弁護士 小関真綾　２９歳 五歳の男の子のシングルマザー 央太からの熱烈なアプローチで、二人は付き合うことに。 仲睦まじい二人は、このまま永遠に愛を築いていける。 そう思っていたのに……。 どうにもならない未来に絶望して荒れ狂う央太を、 優しく受け止める真綾。 央太は縋るように真綾を激しく抱いたのだが……。 あの夜が、二人の運命を変えてしまった。 央太の子どもを宿していると告げられずに、 真綾は単身イギリスへ―― あれから六年。 もう二度と会わないと思っていた央太に、オフィスで再会。 「許さなくてもいいから、そばで真綾を見つめていたい。 その権利がほしい」 二人を繋ぐのは、赤い糸？　それとも――？ 切なさが交差するシークレットベビーストーリー　

小椋悠真（おぐらゆうま）　３２歳 大手製薬会社の御曹司であり、完璧な男性 小椋凪沙（おぐらなぎさ）　２８歳 総合病院院長の娘　そして、悠真の妻 二人は幼なじみ。 最初は「兄」「妹」としての関係だった。 だけど、月日は流れ、その家族愛に似た感情は、 いつの日か恋愛感情に……。 長い交際期間の末、結婚した二人。 現在、入籍して三ヶ月。二人の仲は良好だ。 でも、良好過ぎるのも問題があって……？ 好きすぎて、お互いしか見えないラブラブ夫婦に初めての試練が！？ 　　　　＊　＊　＊　＊　＊　＊ sadsukgcさま、鮭ムニエルさまレビューありがとうございます！

「久遠さん、元気ですか？」 十年前、私から終わらせた恋。 もう、会えない。もう、会うことはない。 そんなふうに思っていた。 それなのに、貴方と再会してしまった。 恋ができなくなったのは、私のせいだと彼は言う。 「その代償は、きちんと償ってもらうから」 でも、久遠さん。 償いって……こんなに甘く蕩かされることなのでしょうか？ アオハルの恋が今、大人のキスによって再開される……。

木佐円香、29歳。小説家。 彼女の本は毎回人気ブックデザイナーである相宮が担当する。 忙しい彼がどうして毎回円香の本の装丁を手がけるのか。作家界隈での七不思議の一つだ。 色仕掛けでも……などと噂されているが、実はあらかた嘘ではない。 どうやら相宮は、円香の指が気に入っているようで……　 小説家とブックデザイナーの不器用すぎる大人の恋が始まる。