「ねぇねぇ。大きくなったら、僕と結婚してくれる？」 「アタシ、隼くんと結婚したい！」 「約束だよ？美紅。」 「絶対、忘れないでね♪」 私たちは幼いころいつもそんなことを言ってた。 近所にも、こんなラブラブなカップルはいないと有名だった。 そんなとき隼くんは引っ越しちゃったんだっけ？ すごく悲しくて、絶対離れないって思っててもこんなにあっけなく離れちゃうんだね。 お母さんに「アタシも隼くんと一緒にいくっ！」 って泣いて頼んだんだよね。 そんな出会いがなければ、私たちは赤の他人だったんだよ。 そして、アタシたちは高校生になってその高校で私たちは奇跡的に出会った。 こんな話、ドラマでしかないって思ってたんだけど本当にあるんだね。 だからさ、今度は勝手に離れたりしないで―――― 隼――――――――――――。