中学の時、 いつも通学途中で彼を見かけた。 誰にでも優しくて、 頭の良くて、 カッコイイ君。 そんな君と同じ高校、同じクラス。 これは運命？ でも、高校生になった彼は 純粋で、優しい彼のままと思いきや 中学の時とは、まるで正反対。 クラスの問題児のヤンキーになっていた!? 「中学の時から…好きでした!!!」 「誰お前。視界に入ってくんなクズが」 ━ 紫野原　琴波 ━ (しのはら　ことは) いつでも明るく、 天然で素直な女の子。 ━ 天宮　蒼 ━ (あまみや　あお) 売られた喧嘩は買う主義。 クラスの問題児で、 凄くモテるわりには超チャラ男。 「俺をここまで惹かせておいて… ちゃんと最後まで責任取れよ」

ある日、 怒りと悲しみに満ちた私は事故にあった。 その日から私自身の 人格が可笑しくなって…。 愛しい貴方は、もう帰ってこないの？ 貴方が私にくれた あの温かいもの ねぇ、一体…あれを人は何と呼ぶの？ 風咲　妃之羅　ｰFusaki Hinoraｰ (刹神　藍羅)　 ｰSetsugami Airaｰ 「私は、この世で一番の愁也しか愛せない！」 自分の身内や、名前を捨ててまで 亡くした昔の恋人を想う気持ちが もう一つの人格を作ってしまった!? 昔の恋人への恋心は 誰にも譲れない超美少女お嬢様。 麻乃雲　玲斗　ｰManokumo Reitoｰ 「俺は例えどんな事があろうとお前が好きだ」 学園1の王子様の昔の婚約者は なんと妃之羅だった。 日本経済を支える麻乃雲財閥の一人息子。 如月　愁也　ｰKisaragi Shuyaｰ 「俺、今でも好きだよ……………藍羅の事。」 亡くなったはずの昔の恋人は 今でも生きていた!? 如月財閥の御子息は超VIP王子様。 今ココに3人の想いが交差し合う。 3人の恋心の行方は？ そこには、思いがけぬ結末が……… [愛が欲しいのならば自分から誰かを愛すこと]