彼の名前はナツメ。 ただただ、わたしは 人を愛しただけです。 ◆◇◆ このお話は随分と前に書いたもので、とある文学賞に投稿し箸にも棒にも引っかからなかった作品です。 それでも何故かﾊﾟｿｺﾝの中に眠らせておくのが惜しくて、私にとってはとても思い入れの深い大切な作品ですので、どうか今一度、このお話に命を与えてやって下さい。 宜しければご感想をお聞かせ願えると幸いです。 ﾚﾋﾞｭｰもご自由にどうぞ。 【六】

どうも。 楡川夏です。 職業はお笑い芸人。 趣味は女装です。 これは俺が相方であるジンちゃんと出会うまでのことや、出会ってからのことをお話するという。 まあ、俺の手記のようなものです。 少しばかり長くなりますので携帯の充電をお忘れなく。 ◆◇◆ このお話は前作『ﾒﾙﾗﾊﾞ』にｻﾌﾞｷｬﾗとして登場した2人の話です。 『ﾒﾙﾗﾊﾞ』とあわせて読んでいただけると一層わかりやすいかと思いますが、読んでなくても楽しめる内容になっています。 ｼﾞｬﾝﾙとしてはBLになるのかもしれませんが、BLが好きな人もそうでない人も読めるお話です。 人が人を好きになる、その過程や意味。 そういう心の奥底にある大切な想いを、どうかこのお話から感じとっていただければ…と思います。

それは1通の間違いメールからはじまった。 顔も本当の名前も知らない、そんな人に恋をした。 会う前にその人の心に恋をした。 そうして2人は出会う。 メールから始まった恋の行く末は…。 ◆◇◆ このお話は世の中にありふれた恋愛の内の一つの形ではありますが 主人公の唯と一緒に 恋のﾄｷﾒｷや切なさが どれだけ素敵なことかということを共に感じていただけたら…と思います。 ご感想・ﾚﾋﾞｭｰお待ちしております。 2008/3/21【完】－六－