”あなたの未来に私はいますか？” ”あなたの記憶の欠片に私はいますか？” 高校2年の秋。 小湊 和(こみなと なこ)は友達に誘われて訪れた男子校の文化祭で竹本 瑛大(たけもと あきひろ)に人生初の一目惚れをする。 そんなある日、和は祖母に一冊のノートを手渡される。それは、和の亡くなった母が書いた《七色のノート》という本だった。 その本はまるで和と瑛大とのことを書いたかのような内容だった。 母の遺したその本をヒントに、和は縮まりそうで縮まらない距離を、詰めることはできるのだろうか… ”未来を見ることができないなら、未来をいい方に変える努力をしよう。”