野田 のたおさんのレビュー一覧

★★★★★
2011/07/22 18:58
京処(みやこ)に流れる噂…。

色街で笠被った娘を見たって? そりゃあさぞかし別嬪だったろう。 あんたが息を飲むほど見惚れるのも、致し方ねぇってもんだ。 だがね、声をかけたり言い寄ろうなんて真似は止しときな。 その天女みてぇな娘のそばに、黒い着物の男前がいたろ? ははぁん、それじゃあやっぱり間違いねぇ。 あんたが見たのは、裏稼業じゃ名の知れた凄腕の殺し屋さ。 藍と与一。 無手でよし、斬ってよし、撃ってよし。 刃物と舶来物の拳銃を持った、躊躇なく的を消す殺し者…。 俺が聞いた噂だと、そんな腕利きの殺し屋二人が、今は失せ物探しなんて仕事をしているらしいがね。 気になるなら、覗いてみるかい?

色街で笠被った娘を見たって?
そりゃあさぞかし別嬪だったろう。
あんたが息を飲むほど見惚れるのも、致し方ねぇってもんだ。
だがね、声をかけたり言い寄ろうなんて真似は止しときな。
その天女みてぇな娘のそばに、黒い着物の男前がいたろ?
ははぁん、それじゃあやっぱり間違いねぇ。
あんたが見たのは、裏稼業じゃ名の知れた凄腕の殺し屋さ。
藍と与一。
無手でよし、斬ってよし、撃ってよし。
刃物と舶来物の拳銃を持った、躊躇なく的を消す殺し者…。

俺が聞いた噂だと、そんな腕利きの殺し屋二人が、今は失せ物探しなんて仕事をしているらしいがね。
気になるなら、覗いてみるかい?

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★★★★★
2011/07/12 20:51
いいっ!

言葉責め、よし!(グッ!) てか男なのに食いついた僕はヤバいですかそうですか。 運営さん、いかがわしくないです。 良作です。

言葉責め、よし!(グッ!)

てか男なのに食いついた僕はヤバいですかそうですか。



運営さん、いかがわしくないです。

良作です。

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★★★★★
2010/09/30 20:16
そう、愛していたのに

何故にかような結末を迎えるのか 愛しすぎたばかりに歪になった? 愛しすぎたばかりに歪曲した方向に走った? 否。 彼も彼女も。 純粋だっただけなのです。 空波 刻羅が紡ぎ出す、究極の狂愛の形。 その真骨頂。

何故にかような結末を迎えるのか

愛しすぎたばかりに歪になった?

愛しすぎたばかりに歪曲した方向に走った?

否。

彼も彼女も。

純粋だっただけなのです。


空波 刻羅が紡ぎ出す、究極の狂愛の形。

その真骨頂。

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★★★★★
2010/09/16 23:37
何物にも勝る『召喚』

同じ世界でも争いごとは絶えないというのに、この物語の二人は、住む世界は違えど何と清々しいまでの関係を構築した事でしょう。 友情という言葉では陳腐、親愛という言葉では飾りすぎる。 ならばこの二人の関係は、『召喚』。 そう、強靭で切っても切れない鎖のような『絆』で結ばれた、『召喚』。 企画主催者として、ここまで上質の作品に仕上げてくださった事にただただ感謝です。

同じ世界でも争いごとは絶えないというのに、この物語の二人は、住む世界は違えど何と清々しいまでの関係を構築した事でしょう。
友情という言葉では陳腐、親愛という言葉では飾りすぎる。
ならばこの二人の関係は、『召喚』。
そう、強靭で切っても切れない鎖のような『絆』で結ばれた、『召喚』。


企画主催者として、ここまで上質の作品に仕上げてくださった事にただただ感謝です。

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★★★★
2010/09/11 23:58
ネタバレ
月と死神

愛した人が自らの命を奪う

何と因果な事か

共にいる事で自らが人でなきものに変わる

何と悲しき事か

それでもあなたと

今宵の月を眺めていたい

何と美しき心か

僕が僕でなくなる

それでも

僕があなたを愛する心は変わらない…

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★★★★★
2010/09/11 23:48
ネタバレ
世界を照らすのは太陽だけじゃない

たとえ光が奪われても

たとえ視界が暗くなっても

照らしてくれる光がある

闇夜にぽっかり浮かぶ満月のように

心の灯になるものがある

目を閉じてみてください

あなたの世界を照らす

光は誰ですか…?

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★★★★★
2010/09/11 01:16
うさぎうさぎ、何見て跳ねる?

きっと 月見団子に誘われてやってきた仙人様と 今時月の兎を信じている純朴な女の子の 月夜の逢瀬を見て跳ねる ほらほら お月様も照れて雲隠れしてますよ

きっと

月見団子に誘われてやってきた仙人様と

今時月の兎を信じている純朴な女の子の

月夜の逢瀬を見て跳ねる

ほらほら

お月様も照れて雲隠れしてますよ

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★★★★★
2010/09/06 21:25
そりゃ連敗するわ。

男から見ても、キザで、ぶっきらぼうで、カッコいい彼氏。 惚れた弱味とは言いますが、女性はこういう男性に弱いのではないでしょうか? 恐るべし、常勝彼氏。 ガンバレ、連敗カノジョ。

男から見ても、キザで、ぶっきらぼうで、カッコいい彼氏。

惚れた弱味とは言いますが、女性はこういう男性に弱いのではないでしょうか?

恐るべし、常勝彼氏。

ガンバレ、連敗カノジョ。

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★★★★★
2010/08/27 19:22
ネタバレ
大人として

僕は主人公の問いかけに答える事ができませんでした。
『命は大切に』
大人は誰もが言う言葉。
ならば何故大切にしなければならないのか。
命の放棄をする者に、苦痛を感じながら生きる者に、「生き続けなさい」という事が、果たして正しい事なのかどうか。
命を奪う事は罪。
しかし苦痛を感じながらの『生』は、本人にとっての幸せなのか。


この作品をきっかけに、考えてみてはどうでしょうか。

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★★★★★
2010/07/17 11:21
痒みを誘われる…。

怖さではなく、戦慄ではなく。 何より嫌悪感と気持ち悪さを感じます。 ヒロインと一体化し、鳥肌が立つほどのおぞましさ。 読むと実際に体に痒みを誘われるような…。 この作品に「気持ち悪い」は最大級の賛辞だと思います。

怖さではなく、戦慄ではなく。
何より嫌悪感と気持ち悪さを感じます。
ヒロインと一体化し、鳥肌が立つほどのおぞましさ。
読むと実際に体に痒みを誘われるような…。

この作品に「気持ち悪い」は最大級の賛辞だと思います。

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★★★★★
2010/04/11 11:51
うおー!書いてみてえ!

携帯小説書いているなら誰もが憧れる垂涎の言葉満載! 何も頭を捻る事はありません。 読んでみて下さい。 妄想して下さい。 そして実現させるのはあなたです。

携帯小説書いているなら誰もが憧れる垂涎の言葉満載!

何も頭を捻る事はありません。
読んでみて下さい。
妄想して下さい。
そして実現させるのはあなたです。

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★★★★★
2009/10/17 23:00
ネタバレ
何故もっと評価されない?

けしてハッピーエンドとは言えない。
だけど確かにそこにあった。
そんな…恋愛というよりは青春の物語といった印象を受けました。
この作品のよさがわかるようなら大人ですよ。
こんな恋愛小説ならもっと読んでみたい。

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★★★★
2009/10/15 20:22
お見事。

オチは読めなくもないですが、それをうまくサスペンス仕立てに纏め上げる手法はなかなか。 彼らから見れば、確かに日々戦場でしょうね。 タイトルも、読後に見れば納得できます(笑)

オチは読めなくもないですが、それをうまくサスペンス仕立てに纏め上げる手法はなかなか。
彼らから見れば、確かに日々戦場でしょうね。

タイトルも、読後に見れば納得できます(笑)

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★★★★★
2009/10/12 22:57
貴重な文献を見た気分。

それほどによく出来ています。 当時の倫敦の空気。 人物の手紙でのやり取り。 どこか洒落た雰囲気。 そして倫敦の霧に見え隠れする、どす黒い欲望…。 色褪せた当時の手紙が見えてくるようです。 あ、読む時は丁寧に取り扱ってください? 当時の貴重な資料ですから。

それほどによく出来ています。
当時の倫敦の空気。
人物の手紙でのやり取り。
どこか洒落た雰囲気。
そして倫敦の霧に見え隠れする、どす黒い欲望…。
色褪せた当時の手紙が見えてくるようです。

あ、読む時は丁寧に取り扱ってください?
当時の貴重な資料ですから。

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★★★★★
2009/10/04 01:07
ネタバレ
戯言が真実になる事を願って。

物書きをやっている以上、人目に触れる作品を書いている以上、こんな綺麗な思想ばかりは持っていられない。
嫉妬する。
妬みは捨てられない。
「何であんな作品が」
そう思う心は常に付き纏う。

しかし、そんな心を捨てられない僕も、あなたも、だから未熟なんです。
是非読んで下さい。
そして嫉妬の心を捨てられない僕のような物書きを乗り越え、更なる高みを目指して下さい。

この作品を書いた空波さんにも、あなたにも、必ずそれができる筈です。

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★★★★★
2009/09/22 12:56
コラえりじうむ!(笑)

あんた神聖な野いちごで何てもの書くんだ(笑) ★五つあげます。 先生こういう作品は大好きです(笑)

あんた神聖な野いちごで何てもの書くんだ(笑)


★五つあげます。
先生こういう作品は大好きです(笑)

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★★★★★
2009/09/22 11:36
さて…どう書こう…。

レビューのタイトルからして悩みます。 その粘着質な視線、執拗なまでの追跡、綿密な情報収集、牧村ワカナに対する異常なまでの執着心…。 彼は恐らく犯罪史に名を残す人物になるでしょう。 目を覆うばかりの惨劇?の結末を是非とも確かめてみて下さいませ。

レビューのタイトルからして悩みます。


その粘着質な視線、執拗なまでの追跡、綿密な情報収集、牧村ワカナに対する異常なまでの執着心…。


彼は恐らく犯罪史に名を残す人物になるでしょう。


目を覆うばかりの惨劇?の結末を是非とも確かめてみて下さいませ。

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★★★★★
2009/08/30 14:36
ネタバレ
騙されているのは誰だ?

最初の一手先程度の展開は、大抵の人が読める筈。
しかし、完読した瞬間に思うのです。
「騙されているのは読んでいる自分だったのだ」と。


背筋を氷でなぞられるような戦慄。


矢車ともという作家さんを是非覚えておいて下さい。
この作品はいい名刺代わりになる筈です。

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★★★★★
2008/12/06 19:32
またか…!

以前の事件、そして今回の事件…探る度に新たな解釈にぶち当たる…。 迂闊な動きをすれば教会の連中が動く…下手すれば次は粛正対象にされかねん…。 あれほどの強力な人外でさえ、その真実にすら辿り着けんとは…。 この世界の真実…†とは…一体何なんだ…!?

以前の事件、そして今回の事件…探る度に新たな解釈にぶち当たる…。


迂闊な動きをすれば教会の連中が動く…下手すれば次は粛正対象にされかねん…。


あれほどの強力な人外でさえ、その真実にすら辿り着けんとは…。


この世界の真実…†とは…一体何なんだ…!?

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★★★★★
2008/11/10 19:06
ネタバレ
それは、逃れられぬ罪なのか。

生まれ落ちた瞬間より罪深き者などいない。

産声をあげた時から悪である存在などいない。


ならば少女はどうなのか。


兵器として生まれ落ちた彼女。


善であろうとする彼女を追い詰めるのもまた彼女。


すべては宿命であり、運命である。

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