ケンケンさんの作品一覧

ホワイト・メモリー

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恋愛(その他)40ページ

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時に人は人生を正しく美しく生きてみようと頑張ってみたりするけれど、作為的に取り繕った正しさや美しさなんてものは不自然この上ない。 周囲から茶茶が入ろうものなら、自分の努力も馬鹿馬鹿しく思えてきて、結局その試みは長くは続かない。 花の香りが風に逆らっては流れないように、僕等はいつも世の中の風潮に身を任せて生きている。そこには個性も信念も何も感じられない。 けれど彼女は違った。 彼女の作った二着のベビードレスは、彼女にとっての正しさと美しさそのものだったんだ。
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