「あのさ、俺のこと好き？」 隣にいるそいつは真剣な顔でそう言った 「…嫌いじゃない」 私は持っていたバスケ雑誌のページをめくりながら答えるとそいつはまた１つ私に問いかけた 「じゃあさ、“まだ” 俺のこと好き？」 バスケシューズ特集が載せられたページをさらにめくろうとしたが、力が入りページのはしをやぶいてしまった 「っ……」 「俺は、お前のこと好きだよ。ずっと前から」 「私は“もう”好きじゃない」 嘘 昔も今も変わらない ずっと好き…、でも… ――好きなんていえないよ―― ｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ * 人物紹介 神崎 陽 ~Kanzaki Hinata~ 167cm ショートカット 高校２年 女子バスケ部 ガードからセンターまで出来る バスケ馬鹿 普通に馬鹿 甘いもの好き 輝冬と幼なじみ 県でも有名なプレイヤー 母親と２人暮らし 朝馬 輝冬 ~Asama Akito~ 179cm 転校生 女子バスケ部マネージャー 怪我のためバスケができない 陽と幼なじみ 有名なプレイヤーだった(ガード) 両親と姉を事故で亡くした 鈴木 未咲 ~Suzuki Misaki~ 156cm 二つ結び 女子バスケ部マネージャー 陽に餌付けしている疑いがある 耀と同じ中学 輝冬と面識がある 青木 耀 ~Aoki Hikaru~ 181cm 男子バスケ部 (フォアード) スリーポイントが得意 未咲と同じ中学 輝冬と面識がある