雨宮れんさんのレビュー一覧
傲慢な王族に泣かされる身分の低い者。
自分のことしか考えられない王子。
国のためならば人の気持ちなど平気で踏みにじることのできる王。
奔放な性格の王女。
さまざまな人間模様が複雑に絡み合い、そして落ち着くべき場所へと流れていきます。
丁寧に描き出される各人の気持ち。
次が気になって気になって、ページをどんどんめくってしまいました。
結末は読者が望んだものではないかもしれません。でも、セシルが選んだ結末あり、納得できます。
ラブファンタジーはちょっと……という人にもお勧めです。
生まれつき他人と少し外見の違う紅葉。
母の死の原因が、自分だと思っている蒼太。
ひょんなことから出会った二人は、思いがけない速度でひかれあっていきます。
家族には確かに愛されていたけれど、孤独を抱えた二つの魂の終着駅。
そして、二人で歩み始めた未来。
静かに、そして確かに二人が惹かれあっていく様を描く美しい日本語にひたってしまいました。
二人の間には、たくさんの障害となりえる問題が存在しています。
そんなものも一息にとびこえて、二人を受け入れる周囲の人たちにも心があたたかくなりました。
昔話に題材をとった一作。
浦島太郎が渋谷に現れて、どうなるのかと思っていたら、とんでもないオチが。
とても面白かったです。
『記憶』シリーズの中の一作。外伝的な位置づけだそうです。本編を知らなくても楽しめると思いますが、本編を知ってから読むと楽しさ倍増。 「おお、こうやってつながるのね!」とわくわくしながら読むもよし。主人公にどっぷりと感情移入しながら読むもよし。 主人公の切ない気持ちが丁寧に書かれていて、読んでいて世界にひたれますよ。
『記憶』シリーズの中の一作。外伝的な位置づけだそうです。本編を知らなくても楽しめると思いますが、本編を知ってから読むと楽しさ倍増。
「おお、こうやってつながるのね!」とわくわくしながら読むもよし。主人公にどっぷりと感情移入しながら読むもよし。
主人公の切ない気持ちが丁寧に書かれていて、読んでいて世界にひたれますよ。
ジュスティーヌ・ダレルが集めた手記、という形で綴られる恐ろしい物語。 実際にあったとある事件をモチーフに、少女たちの運命が動いていきます。 手記を記述している人間は複数いるのですが、それぞれの社会的身分や教育レベルによって文章がきちんと書き分けられているため、混乱することはありません。 ページをめくるたびに浮かび上がるおぞましい事件の真実は、悲しくて恐ろしいものでした。 もっと謎を複雑に入り組ませて、長編で読んでみたい作品です。
ジュスティーヌ・ダレルが集めた手記、という形で綴られる恐ろしい物語。
実際にあったとある事件をモチーフに、少女たちの運命が動いていきます。
手記を記述している人間は複数いるのですが、それぞれの社会的身分や教育レベルによって文章がきちんと書き分けられているため、混乱することはありません。
ページをめくるたびに浮かび上がるおぞましい事件の真実は、悲しくて恐ろしいものでした。
もっと謎を複雑に入り組ませて、長編で読んでみたい作品です。
梅雨のある日、願いのかなうお社に行った親戚同士で従兄同士の二人。
本当に願いはかなったのでしょうか?
小道具の使い方が非常に巧みで、読み終わった後にほっこりできるお話でいした。
退屈な田舎町。高校を卒業したらすぐに出ていくんだ。 そう思っていた美菜。彼女の退屈な生活は、ある日を境にがらりと変わることになる。 一発のミサイルで。 平和な生活は、なんて貴重なものなのだろう。 心情描写が非常に巧みで、思わずひきこまれていきます。 戦場に出ていく友人。 残された彼女たち。 それぞれが自分で考え、決断した結果を見てください。 きっと胸にせまるものがあるはずです。 戦場の描写は、控えめなので安心して読むことができます。
退屈な田舎町。高校を卒業したらすぐに出ていくんだ。
そう思っていた美菜。彼女の退屈な生活は、ある日を境にがらりと変わることになる。
一発のミサイルで。
平和な生活は、なんて貴重なものなのだろう。
心情描写が非常に巧みで、思わずひきこまれていきます。
戦場に出ていく友人。
残された彼女たち。
それぞれが自分で考え、決断した結果を見てください。
きっと胸にせまるものがあるはずです。
戦場の描写は、控えめなので安心して読むことができます。
絵を描くのが趣味の桂。とは言いつつもうまくはない。ある日桜の絵を描いているところに、絶世の美少女がやってきて……。 彼女に励まされるように、桂は下手だと言われても絵を描き続けていく。それは、彼の過去にもつながっていって……。 文章の確かさ、美しさ。ぜひお勧めしたい一作です。
絵を描くのが趣味の桂。とは言いつつもうまくはない。ある日桜の絵を描いているところに、絶世の美少女がやってきて……。
彼女に励まされるように、桂は下手だと言われても絵を描き続けていく。それは、彼の過去にもつながっていって……。
文章の確かさ、美しさ。ぜひお勧めしたい一作です。
夢をあきらめて故郷に帰った少女。編入した学校は名門で、名門だからこそ持ち合わせている重圧と、重苦しくのしかかるように咲く桜のみごとな描写にひきこまれました。 一つの演劇によって結ばれていく友情に、こんな高校生活を送りたかったなあとしみじみ思いました。 爽やかな読後感にもう少しだけ頑張ってみようかと、励まされました。
夢をあきらめて故郷に帰った少女。編入した学校は名門で、名門だからこそ持ち合わせている重圧と、重苦しくのしかかるように咲く桜のみごとな描写にひきこまれました。
一つの演劇によって結ばれていく友情に、こんな高校生活を送りたかったなあとしみじみ思いました。
爽やかな読後感にもう少しだけ頑張ってみようかと、励まされました。
まず言葉のレンタルというアイディアが面白かったです。 言いたいことを自由に言えるようになる。それも少しのお金で、となれば借りない手はありませんよね。 最後に少々謎が残るものの、男と女の化かし合いはどちらがかったのかはあきらかで。 同じ設定のべつな話も読んでみたいです。
まず言葉のレンタルというアイディアが面白かったです。
言いたいことを自由に言えるようになる。それも少しのお金で、となれば借りない手はありませんよね。
最後に少々謎が残るものの、男と女の化かし合いはどちらがかったのかはあきらかで。
同じ設定のべつな話も読んでみたいです。
お勧めになっていなかったら多分気がつかなかった秀作です。 ニートに魔女を組み合わせるという発想には驚かされました。 そしてテンポがよくて読みやすい。コメディですが、最後に残るあたたかな読後感がよかったです。
お勧めになっていなかったら多分気がつかなかった秀作です。
ニートに魔女を組み合わせるという発想には驚かされました。
そしてテンポがよくて読みやすい。コメディですが、最後に残るあたたかな読後感がよかったです。