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阿伊哲也
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201号室

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医療機器の中小メーカーで営業マンとして働く高市祐輔は、毎日の仕事に疲労困憊していた。 その会社は過労働に過酷なノルマ、安い給料、上司のパワハラなどがあり、いわゆるブラック企業だった。 そしておっちょこちょいで、要領が悪く、ミスばかりしてしまう高市を周囲は「ダメ社員」と呼んでバカにしていた。 ブラック企業で働き、周囲にバカにされ限界が近づいていたある日、会社か帰りに自分が住んでいるアパートの201号室が異様に光っている。 そこには入居者などいないはず。何かに吸い込まれるように扉を開くとブラックホールのように光の中に吸い込まれ、気がつくとそこは自分達が住んでいる世界とは場所だった。

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