日本一の大規模な暴走族『蠡宴(りえん)』 その最高峰に立つのは総長の『綺羅　紬』 全国に散らばる組員たちを纏める彼は、とんでもなく華麗で身体能力に優れている。そして、文句のつけようがないほどに…… 弱虫な、大馬鹿者だった。 ◆ 　 「助けて、助けて萩ぃぃぃ！！」 綺羅　紬(きら　つむぎ)　♂　高二 親は世界最大の組の総長。正真正銘のお坊っちゃま。 そんな恵まれた環境かつ素質もありなのに、拳ひとつ振り回せない残念なヘタレ。七人の護衛によって守られている。 ◆ 「死んでください、総長」 柏木　萩(かしわぎ　はぎ)　♂　高二 蠡宴の副総長。護衛その１。「総長死ね」が口癖。 ◆ 「つまりぃ、あたしらがアドヴァンテージって訳なんね」 魅涼　明日香(みりょう　あすか)　♀　高二 不思議な訛り口調の少女。護衛その２。 ◆ 「風を切るその容量で、人を切れ」 藤間　莉宛(ふしま　りおん)　♂　高二 理論に基づいて行動派。護衛その３。 ◆ 「うちの家から学校まで、多分東京からサンフランシスコくらいの距離ある」 渚　撫子(なぎさ　なでしこ)　♀　高二 人とかかわるのが苦手な引きこもりガール。一応肩書き上姫であるが、総長より強いため護衛その４。 ◆ 「皆さw結構厨二入ってない？ww」 水上　梓(みなかみ　あずさ)　♂　高二 語尾に「w」がついている、考えるより先に行動派。護衛その５。 ◆ 「「ボクらの愛で総長を救っちゃうよ？」」 秋華　リヒト・リュウト(しゅうか　りひと・りゅうと)　♂　高一 双子の凄腕ハッカー。リヒトが兄。リュウトが弟。護衛その６、７。 ◆ 恋愛と友情とコメディとシリアスが混ざりあい、「助けて」と「死ね」が飛び交う純粋で素敵な物語(作者談) ✳タイトルの元ネタは白雪姫と七人の小人です。上記の内容には作者のおふざけも含まれています。けして鵜呑みにしないようお気をつけください。

大学二年生、春。私はずっと好きだった彼と、再会した。 ◆ ねぇ君。これから俺と星狩りゲームをしようよ。 衛星でも、恒星でも、何でもいいんだ。 一年以内に捕まえられたら、君の勝ち。 どう？面白いだろう？ ◆ 灯蛇　杏樹(とうだ　あんじゅ)　大学ニ年生。高校時代に想いを寄せていた樹と再会し、ふたたび彼に対しての恋心が芽生え始める。優しくておおらかな性格。 藤崎　樹(ふじさき　いつき)　大学二年生。杏樹の高校時代の友人で想い人。高身長の爽やか好青年。 ◆ ✳タイトルの宙はそらと読みます。 ✳本作品には実際にある病気(ネタバレになるので病名は本編で)が出てきます。作者の知識不足のため病気の症状や治療法についてなどが曖昧になってしまう部分があるかもしれませんが、フィクションですのでご了承ください。あまりにも矛盾している点がありましたらご指摘してくださると嬉しいです。

桜庭満留、高校一年生。 クラスメイトの灯蛇君に進められて入った部活は『落第音楽部』！ 個性豊かすぎるメンバーの仲間入りをしてしまった私、この先上手くやっていけるの！？ ◆◆◆◆◆落第音楽部部員紹介◆◆◆◆◆ 桜庭　満留(さくらば　みちる)　高１女子　クラリネット担当 大人しくて真面目な音楽好きの少女。吹奏楽部での人間関係に耐えられず退部したあと、志弥に誘われた落第音楽部に入部しようと決意する。 灯蛇　沫浬(とうだ　まつり)　高１男子　ドラムス及び打楽器担当 ふわふわしている可愛い系男子。お菓子と女の子と音楽と動物のぬいぐるみが大好き。148㎝という低い身長がコンプレックス。 湖谷　志弥(こだに　しや)　高３男子　フルート担当 肩書きばかりの副部長。プロ並みにフルートが上手く、賞をとったこともある。不良っぽいが、自称フェミニスト兼博愛主義者らしい。 菊名　舞子(きくな　まいこ)　高３女子　フレンチホルン担当 部長で生徒会副会長も務める頭脳明晰な少女。個性的なメンバーをも、その威厳のあるオーラでまとめることができる。沫浬を溺愛している。 相沢　乙波(あいざわ　おとは)　高３女子　チェロ及び弦楽器担当 普段は無口無表情のミステリアスな少女だが、少女漫画が大好物などという可愛い一面もある。部の男どもを従えている。 五十嵐　芙蓉(いがらし　ふよう)　高２男子　サックス担当 儚い系男子。沫浬と同様少女のような見た目と、丁寧な口調から『大和撫子』などの異名を持つ。少々不器用&天然。 藤崎　榊(ふじさき　さかき)　高２男子　トロンボーン担当 爽やかなルックスと性格から女子に大変人気がある。しかし、裏の顔は変態ストーカー予備軍。芙蓉に異常なほどの想いを寄せている。 若居　葉月(わかい　はづき)　高２女子　トランペット担当 天真爛漫な部のムードメーカー。金と赤の奇抜な髪色をしているなどセンスは悪い。二人の弟が居るために意外と面倒見がよい。 こんな八人の高校生が織り成す、恋と、友情と、音楽に溢れた青春コメディ(に、なる予定)。 ちなみに余談ですが作者も音楽が大好きです。ピアノを習っていてトロンボーン経験あり。最近は独学でウクレレを始めました。小説執筆よりも、こっちの方が得意かもしれないです笑。 野いちごで初めて書く小説です。落第音楽部！、是非読んでみてください！