◯・◯・◯・◯ 瀬尾拓真(せおたくま) 水原りの(みずはらりの) ◯・◯・◯・◯ ──瀬尾、水原。ちょっといいか。 なんですか？ ──補習を受けて欲しい。 ほしゅう〜？ ──そう、補習。一日だけでいいから。 なんでですか？ バカだからですか？ ──少し点数が、芳しくなかったというか。 バカだからなんですね。 ──終業式の次の日とか、来れる？ 次の日？ 大丈夫ですけど。 てか終業式終わってからじゃダメなんですか？ ──そうしたかったけど、その日はちょっと忙しくて。 こっちの都合で申し訳ない。 いえ、別に。じゃあ、終業式の次の日ですね。 わかりました。 …………あれ？ 終業式の次の日って確か───

世の中は、 もうすぐ──────クリスマス。 ...............だと言うのに！！ 「クリスマスプレゼント、なにがいい？」 毎年恒例で、 そう聞いてみる相手は、幼なじみ。 ✴︎----------✴︎----------✴︎----------✴︎ 「いちばん、欲しいもの？」 無自覚鈍感女子。 夢野　星奈(高2) Yumeno Sena × 「1番欲しいもの、言ったらくれんの？」 星奈以外見てない男の子。 来野　聖夜(高2) Kuruno Seiya ✴︎----------✴︎----------✴︎----------✴︎ でも.................. 「.........俺は、いらねー」 その言葉で、返されるばかりで。 「欲しいもの、分かんないしっ！」 ムカッ！イラっと来て、そう言えば。 「お前にしか、頼めないこと言っていい？」 〝聖なる夜〟のクリスマス、 幼なじみのハズの私たちに何かが起こる？ ＼幼なじみ2人のクリスマスラブです🎄／ 完結...............2023年11月26日(日) ※こちらの作品は、 第11回ピックアップチャレンジ特集 『クリスマス×運命の恋』の、 エントリー作品となっています。 (c)Ninomiya Mii