早河シリーズ完結編【魔術師】
本編 あとがき

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前作、短編集【masquerade】を経てついに完結編の公開となりました。
【masquerade】収録の【白昼夢 10years later】から【最終幕 人形劇】のエピローグに繋がり、時間軸は完結編に繋がります。
完結編のテーマはリアルとネット(虚像)の境界線、人と神の境界線。
登場人物達を繋げている〈自殺〉は裏テーマでもあります。
完結編は2018年設定の話です。2024年の現在はまたSNSを取り巻く環境も変わり、インスタグラムもこの話の当時とは仕様や利用の仕方が大幅に変わりましたね。
個人的に、今(2024年)のインスタは色々変わりすぎて、つまらなくなりましたねぇ。
2015年〜2017年頃のインスタが私は一番楽しかった……(遠い目。)
本作は〈人間を書くこと〉を重きにおいて執筆しました。
人間が持っている色んな狭間、境界線をテーマに。人は白黒ではなくいつだって灰色な気がして、いつもどこかの狭間で揺れている生き物なのかもしれません。
早河家と木村家、ふたつの家族を中心として描かれる物語のなかで登場人物たちも様々な何かと何かの狭間で揺れています。
最後なので過去イチで長文のあとがきです!!
いつものように好きに語り散らかしているので、読みたい項目のとこだけ抜粋したり、ゆるりと斜め読みしちゃってくださいませ❀