【短編集】あなたのおかげで今、わたしは幸せです
7.男には、やらねばならぬ時がある。
あらすじ
「レイラーニ・ロードデンドロン公爵令嬢! 私はお前との婚約を破棄する!」
夜会会場に響き渡る王太子シュタインの声。彼の隣には男爵令嬢イミティアが微笑んでいた。
また、優秀なレイラーニに対する鬱憤を晴らすために、彼は婚約破棄に加えて国外追放を宣言。
横暴で正当な理由の存在しない断罪劇に、卒業パーティーは混沌を極めていた。
「その追放、俺に任せてくれません?」
とそのとき、彼の近衛騎士の一人――――ベルクが声を上げる。
けれど、シュタインが去ったあとの夜会会場でベルクが言い放った言葉は、あまりにも思いがけないことで――――?
夜会会場に響き渡る王太子シュタインの声。彼の隣には男爵令嬢イミティアが微笑んでいた。
また、優秀なレイラーニに対する鬱憤を晴らすために、彼は婚約破棄に加えて国外追放を宣言。
横暴で正当な理由の存在しない断罪劇に、卒業パーティーは混沌を極めていた。
「その追放、俺に任せてくれません?」
とそのとき、彼の近衛騎士の一人――――ベルクが声を上げる。
けれど、シュタインが去ったあとの夜会会場でベルクが言い放った言葉は、あまりにも思いがけないことで――――?