極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
◇幕間 脚光にふさわしきはただ一輪(アンジェリカ・ジーレット視点)
ソーサーに置いたカップがカチリと音を立て、私の苛立ちを余計に助長する……。
「気に入らないわね……。その話、本当なの? ローザ、ミレル」
「間違いなく。他班の聖女から、同じ話を幾度も耳にしましたもの」
「あたしもです~」
優雅なティータイムだったはずが、たったひとつの報告でぶち壊しになるなんてね。
――我が名は、アンジェリカ・ジーレット。
聖王国が誇る大侯爵家の長女であり……いと高き血を継ぎながらも、聖女の資質まで天上から賜った選ばれし者。
この側に侍るふたりの少女も、下級とはいえ同じく貴族の出身である私の賛同者だ。家の力を使い、他班からこの第八班へと移らせた。
班の長もすでに抱き込んでおり、班員はいずれも私がいち早く上の階級に上り詰めるための援助を惜しまない。
必ずや私は、この第八班を足掛かりに多くの聖女の忠誠を集め、聖女会に確固たる地位を築く。
「気に入らないわね……。その話、本当なの? ローザ、ミレル」
「間違いなく。他班の聖女から、同じ話を幾度も耳にしましたもの」
「あたしもです~」
優雅なティータイムだったはずが、たったひとつの報告でぶち壊しになるなんてね。
――我が名は、アンジェリカ・ジーレット。
聖王国が誇る大侯爵家の長女であり……いと高き血を継ぎながらも、聖女の資質まで天上から賜った選ばれし者。
この側に侍るふたりの少女も、下級とはいえ同じく貴族の出身である私の賛同者だ。家の力を使い、他班からこの第八班へと移らせた。
班の長もすでに抱き込んでおり、班員はいずれも私がいち早く上の階級に上り詰めるための援助を惜しまない。
必ずや私は、この第八班を足掛かりに多くの聖女の忠誠を集め、聖女会に確固たる地位を築く。