極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う

22・討伐業務

 洋画の舞台にありそうな、サボテンの一、二本突き出てそうな寂れた荒野。

 そこへ馬車で三日をかけて辿り着いた私たちは、愕然とした。
 すでに聖騎士たちによる巨大な野営地が形作られていたからだ。

「わ……こんなに大きな規模なの⁉」

 踏み台を降りつつ同乗していたポピアが驚くと、出入り口から顔を覗かせた私も目を見張る。

 広大な土地に張り巡らされたテントの数は百を超えようか。
 こんなにも多くの人間が対処に当たるほどなんて。改めて、どれだけ魔物が脅威とされているか思い知らされた気分だ。

「教本を読んできたのか?」

 大地に降り立った私たちに――後ろから鋭い指摘が飛ぶ。

「基本的に小型魔物一体辺りの戦力比は聖騎士五人分。並みの兵士では二ダース分……今回は十体以上の魔物の出現が予測されているから、これでも少ないくらいだ」
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