極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
42・帝都奪還戦
視界の向こうに捉えたそれは、今まで見て来たどんな建物よりも異質な……街。
魔帝国、帝都……。まるで竹籠のような網目状の紫の板が、柵として都市全体を包むように覆い……中心から突き出た漆黒の宮殿は、いかなる素材で建てられたのか陽の光をほとんど弾いていない。
青空にぽっかりそこだけ亀裂ができているようだ。
「あれが月映宮だ。今から我々は帝都に入り、内部から最上階を目指す」
「あ、あの~……ラエル兄さん。思ったのですが、メナを倒すだけなら、空から乗り込むという手段は?」
洗濯物、乾きにくそう……そんな雰囲気ぶち壊しな感想は胸にしまい、私は提案してみる。
なんせこちらからみても、その巨大な覆いに包まれた都市の前面には反乱軍が集結している。あれと正規軍がぶつかり合えば、双方ともただでは済むまい。
だが、魔女帝もラエル兄さんも揃って首を振った。
魔帝国、帝都……。まるで竹籠のような網目状の紫の板が、柵として都市全体を包むように覆い……中心から突き出た漆黒の宮殿は、いかなる素材で建てられたのか陽の光をほとんど弾いていない。
青空にぽっかりそこだけ亀裂ができているようだ。
「あれが月映宮だ。今から我々は帝都に入り、内部から最上階を目指す」
「あ、あの~……ラエル兄さん。思ったのですが、メナを倒すだけなら、空から乗り込むという手段は?」
洗濯物、乾きにくそう……そんな雰囲気ぶち壊しな感想は胸にしまい、私は提案してみる。
なんせこちらからみても、その巨大な覆いに包まれた都市の前面には反乱軍が集結している。あれと正規軍がぶつかり合えば、双方ともただでは済むまい。
だが、魔女帝もラエル兄さんも揃って首を振った。