再召喚され全てを失った元聖女は、麗しの騎士団長様の溺愛で絶望から立ち上がる。
******
三人行動
***
「――ラ。セーラ。起きて」
「ん……」
「セーラ、起きた?」
「あれ……わたし……」
「ははっ、ぐっすり眠ってたな」
身体を揺すられて目を覚ますと、目の前に笑顔のロード様のドアップがあって顔が真っ赤に染まる。
「も、もしかして……寝顔、ずっと見てました……!?」
「もちろん。可愛かったよ」
「なっ……! 忘れてください! 今すぐに!」
「それは無理なお願いだなあ」
心底楽しそうに笑うロード様をじとりと見つめていると、
「お話中申し訳ございません。セーラ様。お呼びでしたか」
近くにセイロン様がいて、慌ててベッドから飛び出した。
「セイロン様! お待ちしてました! ごめんなさい、眠ってしまっていて……」
「いえ。殿下から伺いました。お疲れだったんですよね。よく眠れたようで良かったです」
「すみません……」
ロード様を見ると、ほら、だから大丈夫って言っただろ?とでも言いたげな表情をしてくる。
なんだか二人はすごく通じ合っているようで悔しいくらいだ。
「セイロン様、急にお呼び立てしてしまってすみません。お忙しかったのでは?」
「いえ。セーラ様のおかげで今は落ち着いておりますので」
「良かった……」
「それで、お話というのは?」
「そうでした。皆さん座ってください。リゼ、お茶を」
「かしこまりました」
リゼがお茶を用意してくれて、改めて二人に向き直った。
「ロード様、セイロン様。先ほど、王様へ謁見してきました。その時に王様とお話をさせていただいて。それをお二人に聞いてもらいたくて、お呼び立てしました」
「はい。お聞かせください」
セイロン様の言葉に頷き、一つずつ報告する。
王様に自分の過去を全て話したこと。頭を下げられてしまったこと。条件付きで応じると答えたこと。そしてその条件。
セイロン様は私の過去を知らないから、それも掻い摘んで少しずつ。
そして先ほどの庭園での王様との会話も話し終えると、二人はしばらく沈黙していた。
「早ければ、数日以内に瘴気の源へと出立する予定です。……その際に、お二人に助けてもらいたいんです」
「もちろん。俺がセーラを護衛するよ。誰に反対されても、俺はセーラを守りに行く」
「僕も。セーラ様のサポートをします。浄化ができる人間はできるだけ多い方がいい。いざという時は僕も戦えますし」
多くを語らなくても、二人は全てを理解してそう宣言してくれた。私が頼むまでもなく話が解決してしまったから、拍子抜けして笑ってしまう。
「セーラ?」
「ごめんなさいっ、あまりにもあっさり言ってくださるから、面白くなっちゃって。頼もしいなあ。本当に。お二人がいれば百人力ですね!」
笑顔を向けると、二人とも一瞬目を見開いてから、なぜか目を逸らす。
「……セイロン、見るな」
「殿下、それは無理というものです」
「お前……」
「殿下、もう遠慮は無しでいいですよね?」
「ふざけるな」
「……軽い冗談ではないですか。これくらいで不機嫌になられては、この先が心配でたまりません」
「……お二人とも、何の話ですか?」
なんだかバチバチしている二人に声をかけると、とびきりの笑顔をこちらに向けてくれて。
とんでもなく顔の良い二人からの笑顔は、インパクトが強くて眩しい。
顔に熱が集まり、思わず両手で顔を押さえて下を向く。
「せ、セーラ?」
「セーラ様、大丈夫ですか?」
二人が心配そうに声をかけてくれるけれど、恥ずかしすぎてしばらく顔を上げられるわけもなかった。
「――ラ。セーラ。起きて」
「ん……」
「セーラ、起きた?」
「あれ……わたし……」
「ははっ、ぐっすり眠ってたな」
身体を揺すられて目を覚ますと、目の前に笑顔のロード様のドアップがあって顔が真っ赤に染まる。
「も、もしかして……寝顔、ずっと見てました……!?」
「もちろん。可愛かったよ」
「なっ……! 忘れてください! 今すぐに!」
「それは無理なお願いだなあ」
心底楽しそうに笑うロード様をじとりと見つめていると、
「お話中申し訳ございません。セーラ様。お呼びでしたか」
近くにセイロン様がいて、慌ててベッドから飛び出した。
「セイロン様! お待ちしてました! ごめんなさい、眠ってしまっていて……」
「いえ。殿下から伺いました。お疲れだったんですよね。よく眠れたようで良かったです」
「すみません……」
ロード様を見ると、ほら、だから大丈夫って言っただろ?とでも言いたげな表情をしてくる。
なんだか二人はすごく通じ合っているようで悔しいくらいだ。
「セイロン様、急にお呼び立てしてしまってすみません。お忙しかったのでは?」
「いえ。セーラ様のおかげで今は落ち着いておりますので」
「良かった……」
「それで、お話というのは?」
「そうでした。皆さん座ってください。リゼ、お茶を」
「かしこまりました」
リゼがお茶を用意してくれて、改めて二人に向き直った。
「ロード様、セイロン様。先ほど、王様へ謁見してきました。その時に王様とお話をさせていただいて。それをお二人に聞いてもらいたくて、お呼び立てしました」
「はい。お聞かせください」
セイロン様の言葉に頷き、一つずつ報告する。
王様に自分の過去を全て話したこと。頭を下げられてしまったこと。条件付きで応じると答えたこと。そしてその条件。
セイロン様は私の過去を知らないから、それも掻い摘んで少しずつ。
そして先ほどの庭園での王様との会話も話し終えると、二人はしばらく沈黙していた。
「早ければ、数日以内に瘴気の源へと出立する予定です。……その際に、お二人に助けてもらいたいんです」
「もちろん。俺がセーラを護衛するよ。誰に反対されても、俺はセーラを守りに行く」
「僕も。セーラ様のサポートをします。浄化ができる人間はできるだけ多い方がいい。いざという時は僕も戦えますし」
多くを語らなくても、二人は全てを理解してそう宣言してくれた。私が頼むまでもなく話が解決してしまったから、拍子抜けして笑ってしまう。
「セーラ?」
「ごめんなさいっ、あまりにもあっさり言ってくださるから、面白くなっちゃって。頼もしいなあ。本当に。お二人がいれば百人力ですね!」
笑顔を向けると、二人とも一瞬目を見開いてから、なぜか目を逸らす。
「……セイロン、見るな」
「殿下、それは無理というものです」
「お前……」
「殿下、もう遠慮は無しでいいですよね?」
「ふざけるな」
「……軽い冗談ではないですか。これくらいで不機嫌になられては、この先が心配でたまりません」
「……お二人とも、何の話ですか?」
なんだかバチバチしている二人に声をかけると、とびきりの笑顔をこちらに向けてくれて。
とんでもなく顔の良い二人からの笑顔は、インパクトが強くて眩しい。
顔に熱が集まり、思わず両手で顔を押さえて下を向く。
「せ、セーラ?」
「セーラ様、大丈夫ですか?」
二人が心配そうに声をかけてくれるけれど、恥ずかしすぎてしばらく顔を上げられるわけもなかった。