聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました

19.白バラに包まれた二組の結婚式

 マリーとウィラルドが出会ってから一年が過ぎ、再びバラが咲く季節になった。
 二人は変わらず仲睦まじく過ごしている。

 マリーは結婚式の準備と共に王太子妃になるための勉強や礼儀作法を学んでいて忙しかったが、元々聖女として忙しくしていたため苦ではなかった。
 ウィラルドは王太子命令をマリーとその関係者へ出して、マリーと一緒に過ごす時間を強制的に作った。
 マリーとウィラルドは王都にデートへ行き、ペガサスで空の乗馬を楽しみながらジェルブロゼ村を訪れたり、どちらかの部屋でゆっくりと過ごしたりしていた。

 そして今月はマリーとウィラルドの結婚式が行われる。
 マリーの希望でバラが咲く季節に結婚式が行われる事になった。
 マリーとウィラルドの結婚式が行われる大聖女アンナ像のある大聖堂は白バラの生花やシルクで作られた大輪の白バラで飾られている。
 白バラは大聖堂を清廉な華やかで満たしていた。
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