聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました
第二章 二人の前世
6.王都と新しい友人
マリーは白馬に横乗りで乗り、ウィラルドはそれを引いて村の外れまでやってきた。
「マリー、村への別れに心残りはないか?」
「ええ、大丈夫よ。さっきハンナさんにお嫁に行くみたいと言われて照れちゃったわ」
ウィラルドは嬉しそうに照れるマリーを見て笑みを浮かべる。
「牧師様は良いことを言う。嬉しそうなマリーを見ると俺も嬉しい。王城へ向かうぞ」
ウィラルドはマリーの返事を聞くと、マリーの後ろから鞍だけを付けている白馬に跨がって乗る。
「きゃあ!」
マリーはウィラルドと距離が近くなり、驚きの声を上げる。
「浮くから注意しろ。俺に掴まれ」
ウィラルドはマリーの腰に腕を回してマリーを支える。
「浮くって?」
白馬がいななきをすると、白い天使のような翼が現れる。
ペガサスだった白馬は翼を羽ばたかせ、宙を浮いて空を飛ぶ。
「と、飛んでるわ!」
マリーの目には小さくなった村が過ぎ去り、魔物が出現する森が眼下に広がっている。
「聞くのを忘れたが、高い所は平気だよな?」
「ええ、大丈夫よ。でもこんなに高いのは初めてだから少しだけ怖いかも」
「俺が支えててやる」
マリーはウィラルドに支えられている腕の力を感じる。
馬に横乗りをしているマリーはウィラルドに身体を預ける形になり、さらに距離が近くなると鼓動が激しくなっていく。
しばらくペガサスで飛び、空飛ぶペガサスの乗馬に慣れたマリーはずっと思っていた疑問をウィラルドへ話す。
「ウィラルド様はこうやって村へ移動をしていたのね。ずっと不思議に思っていたの」
辺境伯の村は王都から距離があり、何日もかかる。
マリーの中で毎日会いに来てくれていたウィラルドの謎が解けた。
「ペガサスなんて普通いないだろ。極秘にはしていないが、できるだけ伏せている」
マリーはウィラルドが英雄聖騎士と断定できる条件を目にして、ウィラルドの事を考える。
(英雄聖騎士様もペガサスに乗っていたわ。聖剣も白く光ったし、ウィラルド様は英雄聖騎士様かもしれない。でもそれより今はウィラルド様と一緒にいるのが楽しい)
マリーは高鳴る胸と共にウィラルドを見上げて身体を預ける。
「初めてなのに、なんだか懐かしいような不思議な感覚がするわ」
「俺もだ」
マリーは遠い昔にこの乗馬を経験をした事があるような不思議な感覚だった。
揺れずに空を飛んで移動するペガサスの乗馬はマリーとウィラルドに優雅な時間を与えた。
「マリー、村への別れに心残りはないか?」
「ええ、大丈夫よ。さっきハンナさんにお嫁に行くみたいと言われて照れちゃったわ」
ウィラルドは嬉しそうに照れるマリーを見て笑みを浮かべる。
「牧師様は良いことを言う。嬉しそうなマリーを見ると俺も嬉しい。王城へ向かうぞ」
ウィラルドはマリーの返事を聞くと、マリーの後ろから鞍だけを付けている白馬に跨がって乗る。
「きゃあ!」
マリーはウィラルドと距離が近くなり、驚きの声を上げる。
「浮くから注意しろ。俺に掴まれ」
ウィラルドはマリーの腰に腕を回してマリーを支える。
「浮くって?」
白馬がいななきをすると、白い天使のような翼が現れる。
ペガサスだった白馬は翼を羽ばたかせ、宙を浮いて空を飛ぶ。
「と、飛んでるわ!」
マリーの目には小さくなった村が過ぎ去り、魔物が出現する森が眼下に広がっている。
「聞くのを忘れたが、高い所は平気だよな?」
「ええ、大丈夫よ。でもこんなに高いのは初めてだから少しだけ怖いかも」
「俺が支えててやる」
マリーはウィラルドに支えられている腕の力を感じる。
馬に横乗りをしているマリーはウィラルドに身体を預ける形になり、さらに距離が近くなると鼓動が激しくなっていく。
しばらくペガサスで飛び、空飛ぶペガサスの乗馬に慣れたマリーはずっと思っていた疑問をウィラルドへ話す。
「ウィラルド様はこうやって村へ移動をしていたのね。ずっと不思議に思っていたの」
辺境伯の村は王都から距離があり、何日もかかる。
マリーの中で毎日会いに来てくれていたウィラルドの謎が解けた。
「ペガサスなんて普通いないだろ。極秘にはしていないが、できるだけ伏せている」
マリーはウィラルドが英雄聖騎士と断定できる条件を目にして、ウィラルドの事を考える。
(英雄聖騎士様もペガサスに乗っていたわ。聖剣も白く光ったし、ウィラルド様は英雄聖騎士様かもしれない。でもそれより今はウィラルド様と一緒にいるのが楽しい)
マリーは高鳴る胸と共にウィラルドを見上げて身体を預ける。
「初めてなのに、なんだか懐かしいような不思議な感覚がするわ」
「俺もだ」
マリーは遠い昔にこの乗馬を経験をした事があるような不思議な感覚だった。
揺れずに空を飛んで移動するペガサスの乗馬はマリーとウィラルドに優雅な時間を与えた。