聖女の力を搾取されて使い捨てられた元聖女は、辺境地へ国外追放されて冷酷聖騎士に溺愛されながら運命愛に導かれました

7.気まずいアフタヌーンティー

 翌日になり、マリーとウィラルドがヘレナと約束をした日だ。
 初夏の日差しが降り注ぎ、青空に白い雲が浮かぶ穏やかで良い天気だ。
 マリーはシンプルな白のブラウス、ダークブラウンのロングスカート、黒のローファーを履いて肩からブラウンのポシェットを下げている。
 ウィラルドは白のワイシャツに黒のスラックスに黒の革靴を履き、シンプルな私服を着ている。
 マリーとウィラルドは事前にヘレナと待ち合わせをして、一緒に聖騎士団長と約束をしている場所へ向かう事にした。
 マリーとウィラルドはヘレナと広場の大聖堂の前で待ち合わせた。
 ヘレナは待ち合わせ場所に現れると、マリーとウィラルドに大きく手を振って駆け寄る。
 ヘレナはスクエアネックの淡いブルーグレーのブラウス、同じ色の膝下スカートにヒールの高いアイボリーのパンプスを履いている。肩からは靴と同じ色の小さいハンドバッグを下げている。
 三人は無事に合流すると、聖騎士団長との待ち合わせ場所へ向かった。

 ヘレナは広場の有名な彫刻前で聖騎士団長と待ち合わせをしている。
 聖騎士団長と呼ばれる男性は既に待ち合わせ場所に着いてヘレナを待っていた。
 ヘレナが近づくと、聖騎士団長は気づいて挨拶をする。
 「やあ、ヘレナさん。来てくれて嬉しいよ」
 聖騎士団長は夏用の薄手のブラウンのジャケットと同じ色のスラックス、靴は磨かれたブラウンの革靴を履いている。
 髪は綺麗に整えられ、シワがない服と磨かれた革靴から清潔感を感じる。
 聖騎士団長は誰もが好印象を受ける洗練された雰囲気でヘレナを待っていた。
 ヘレナは聖騎士団長の見た目を気にする事なく挨拶をする。
 「先日はお誘いしてくださり、ありがとうございました。聖騎士団長様にお会いできる貴重な機会ですので、友人もご一緒させていただきました」
 ヘレナがマリーとウィラルドを聖騎士団長へ紹介しようと、三人が顔を合わせるとヘレナ以外の三人の時間が止まった。
 「あ……」
 ヘレナ以外の三人の声が重なる。
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