略奪愛の結末のレビュー一覧
5.0
ドロドロものは、あんまり好きじゃないのですが…読めば読むほど惹きつけられました。
途中、ドロドロで読むのを諦めました。でも、やっぱりすごく気になって、惹きつけられました。
人間の醜い気持ちも優しい気持ちも書かれています。
すごく切ない作品です。
でも、メグと篤朗が一緒になるのは、モヤモヤしました。
マリの想いが強すぎて、泣けました。
レビュー一覧を見てこんなレビュー書いたか?と過去の自分に問う為に読み返しました。
初めてレビューを書いた時にはまだ学生という身分で結婚、出産についてあやふやでただただ感情論だけでマリにも同情できたし、メグにも同情できました。
しかし、母になった今、幼い息子を置いて若くして死ぬマリに自分の姿を重ねてしまい涙が溢れました。小説内のマリが強くて見習いたいくらいです。
後半泣けました。マリが可哀想過ぎる。メグは綺麗事言ってるわりには、計算高くて嫌い。ってか、不倫してた時点で最低な女なのに、幸せになって欲しくなかった。篤郎には飛勇と二人で生きてほしかった。
事故で両親を亡くした年の離れた姉妹……。
両親の死に責任を感じ、すべてを犠牲にして妹の為だけに生きてきた姉。
そんな姉の愛を何の疑いもなく享受する妹。
そんな姉妹の前に篤郎は現れる。
高校生の頃から姉に恋い焦がれる篤郎。
そうとは知らず、篤郎を愛してしまう妹。
略奪者は長い年月をかけて、その結末に向けてゆっくりとしかし確実に死神に招き寄せられる。
人の心までは略奪では手に入らない。
物語の最後に女神に微笑まれるのは、誰なのか?
最後の1ページまで、目が離せない。
所々、読みにくいところもあるが、それぞれの視点からはキチンと書き分けられており、矛盾なく読み進められる。
あなたはどの登場人物に、共感できるか?!
ここまでドロドロの略奪モノを、キチンと完結させた作者さんに称賛を贈りたい。