恋愛って、綺麗な部分だけじゃなく、他人には見せられない、知られたくない、
ドロドロした部分を抱えている。それは、主人公（菫）だけじゃなく、
菫の先輩も、ヒーロー（司）も同様。だけど、そのドロドロした部分を
どう乗り越えるかで幸せになれるか否かなんだと思います。
『正しさは幸せにならない。でも過ちも同じ』という境遇になったとき、
どう行動するか？ってことなのかもしれません。

恋をして別れて、その直後は本当に苦しくて‥『こんな風に自分も感じたりしたな～』って読みながら思って。そして新たな出会いがあって、過去の恋に苦しんだ２人だからこその関わり方がすごく好きですね。
きっと過去の経験も今に繋がるヒントやおまけがついてるはず。
自分の気持ちに素直に生きるって難しくもあるけど、頑張ってみるかって前向きなれる作品です。
あと、私は司さんみたいなある意味自己中で、強引な彼が好きですね～（笑）
坂野真夢さん、完結おめでとうございます。そしてステキな作品をありがとうございました。
春がもうすぐって頃に読み始めて終わる頃には中秋の名月。仕事帰りに更新をチェックして、本当に楽しい時間をありがとうございました。

友人の彼氏を好きになってしまった菫。

結婚後ヨリを戻そうと彼氏に言われ、いけないとわかっていても心は揺れてしまう。

司と接するうちに、傷を癒されて次第に強くなっていく菫の成長が頼もしく、読み進めるうちに引き込まれ、応援せずにはいられなくなっていきました。

『過ちよりは気分がいい恋愛を。
気分の良さが幸せに繋がる。』

作者様の言葉が胸に響く、強くなることの素晴らしさを教えてくれる作品。

是非読んでみてください。