2025年5月発売
会えば、もっと悲しくなる。――それでも、君に会いに行く。
【完全版】いつか、眠りにつく日
[原題]いつか、眠りにつく日
イラストレーター:中村ひなた
- あらすじ
- 高2の女の子・蛍は修学旅行の途中、交通事故に遭い、命を落としてしまう。そして、案内人・クロが現れ、この世に残した未練を3つ解消しなければ、成仏できないと蛍に告げる。蛍は、未練のひとつが5年間片想いしている蓮に告白することだと気づいていた。だが、蓮を前にしてどうしても想いを伝えられない…。蛍の決心の先にあった秘密とは?予想外のラストに、温かい涙が流れる――。3万字増の加筆修正と、書き下ろし番外編を加えた完全版!
- 著者コメント
- こんにちは、いぬじゅんです。デビュー作である「いつか、眠りにつく日」を全文書き直しました。本編が3万文字以上増えたことで、より主人公の気持ちに寄り添ってもらえると思います。書き下ろしの番外編は、皆さんへの感謝の気持ちをこめています。ぜひ、お読みください。
僕は運命から逃げていた。君の秘密を知るまでは――。
君が僕にくれた余命363日
イラストレーター:萩森じあ
- 原作を読む
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- あらすじ
- 幼いころから触れた人の余命が見える高2の瑞季。そんな彼は、人との関わりを極力避けていた。ある日、席替えで近くなった花純に「よろしく」と無理やり握手させられ、彼女の余命が少ないことが見えてしまう。数日後、彼女と体がぶつかってしまい、再び浮かびあがった数字に瑞季は驚く。なんと最初にぶつかったときより、さらに余命が1年減っていたのだった――。瑞季がその理由を問うと彼女からある秘密を明かされる。彼女に生きてほしいと奔走する瑞季と運命に真っすぐ向き合う花純の青春純愛物語。書き下ろし番外編を加えた単行本で再登場。
- 著者コメント
- こんにちは、月瀬まはです。このたび、わたしの大切な作品が単行本として出版していただけることとなりました。文庫版から本編も修正し、単行本限定の番外編も書き下ろしております。文庫発売から3年と少し経った今だからこそ書ける想いを詰め込みました。萩森じあ先生の儚さと強さを感じられる美麗なイラストとともに、パワーアップした本作を楽しんでいただけますと幸いです。ぜひまた、今を全力で生きるふたりの運命を見届けてもらえたら嬉しいです。