木元さなさんのレビュー一覧

★★★★★
2016/09/27 20:36
ネタバレ
今日も君と、洗濯日和。

「嫌な感情は全部洗ってしまえばいい。綺麗に干して、アイロンをかけて、またシャンと立って歩けるように」


物語の中に出てくる日向先輩のこの言葉がとてもすき。
紫苑先輩、日向先輩、葵ちゃん、真央くん。“死にかけ”が集う洗濯部の部員、四人。きっとみんながなにかしらを抱えていて、踏み込まれたくないと思いながらもそこからすくいあげてほしくて。その矛盾にまた腹を立てたりもして。作者さんが書く高校生はみんなひたむきで一生懸命で愛おしいです。だいすき。
読み終わる頃にはきっと、洗いたてのような清々しい晴れ空の下を歩きたくなる。素敵なお話ありがとうございました。

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★★★★★
2016/06/13 19:24
ブリキのロボットは笑わない

別に怒ってるわけとかじゃなくて、顔に出にくいだけなんだけど。ってことをあたしもちゃんと伝えられたらいいんだけど。 昼間だってせっかく声をかけかけられたのに、なんかなあ。 今日も、失敗したかな。 △▽△ 最初の一分がとても好きです。 どうして椎名くんは杏子ちゃんのことを気にかけているのかなあとか、これから杏子ちゃんの周りは賑やかになっていくんだろうなあなんて考えながら読んでいたらニヤけが抑えきれなくて困りました。二人の絶妙な距離感にときめきます。 「今、武内さん笑ってた」 ブリキのロボットは笑わないかもしれない。けれど椎名くんの笑顔を見て“いい笑顔”と感じる杏子ちゃんが、彼のように笑える日がくるのはそう遠くない未来なんじゃないかなと思います。 素敵な笑顔とお話をありがとうございました。

別に怒ってるわけとかじゃなくて、顔に出にくいだけなんだけど。ってことをあたしもちゃんと伝えられたらいいんだけど。

昼間だってせっかく声をかけかけられたのに、なんかなあ。

今日も、失敗したかな。


△▽△

最初の一分がとても好きです。
どうして椎名くんは杏子ちゃんのことを気にかけているのかなあとか、これから杏子ちゃんの周りは賑やかになっていくんだろうなあなんて考えながら読んでいたらニヤけが抑えきれなくて困りました。二人の絶妙な距離感にときめきます。

「今、武内さん笑ってた」

ブリキのロボットは笑わないかもしれない。けれど椎名くんの笑顔を見て“いい笑顔”と感じる杏子ちゃんが、彼のように笑える日がくるのはそう遠くない未来なんじゃないかなと思います。

素敵な笑顔とお話をありがとうございました。

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★★★★★
2015/08/12 21:53
ネタバレ
夏狩り過程

「好きなやつくらい、自分でつくるから」

夏を運ぶ。夏を背負う。夏っぽい。
そんな彼は、いろいろな笑い方をする。

初めて会った。そう思った。

見慣れた夏。少し大人になった自分。
変わらない町。ずっと大好きなもの。

───笑った顔が重なった。


△▽▽

百ちゃんも要くんもとにかく可愛い!二人も作者さんも本当に夏が好きなんだな、って伝わってきます。百ちゃんが見てる景色が鮮明に浮かぶような描写は、作者さんにしか書けません。すぐにでも外に飛び出して夏を集めたくなるお話。夏って素晴らしい!本当に本当に素敵です!颯希ちゃんありがとう!

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★★★★★
2015/01/03 16:04
magnet

会えば反発ばっかしてるのに、無視することは出来ないし。「青春病」とか言われてるの本人気付いてないし。 なんかバスケ頑張ってるし。夕日に照らされたその髪に触れてみたい、とか、思ったりするし。 …あれ。私、湊のこと好きなんじゃん。 パズルのピースがはまるようにストンと落ちてきたそれは、全然私らしくないけど、別に嫌なわけじゃない。 ▽ ここちゃん先輩と朔くん。 最初の反発と、好きだと認めてしまってからの引き合い方はまさに磁石!なのにベッタリくっついてる感じがしないのは、ここちゃん先輩だからこそ成せる技。二人のやりとりが可愛いくて読みながらニマニマしてしまいます。ここちゃん先輩の周りも、「本当にここちゃん先輩が好きなんだなあ」って微笑ましくなるほど優しい人ばかり。 時々周りも巻き込んじゃう。そんな臆病で不器用な二人の恋物語。素敵なお話ありがとうございました。

会えば反発ばっかしてるのに、無視することは出来ないし。「青春病」とか言われてるの本人気付いてないし。

なんかバスケ頑張ってるし。夕日に照らされたその髪に触れてみたい、とか、思ったりするし。

…あれ。私、湊のこと好きなんじゃん。

パズルのピースがはまるようにストンと落ちてきたそれは、全然私らしくないけど、別に嫌なわけじゃない。



ここちゃん先輩と朔くん。
最初の反発と、好きだと認めてしまってからの引き合い方はまさに磁石!なのにベッタリくっついてる感じがしないのは、ここちゃん先輩だからこそ成せる技。二人のやりとりが可愛いくて読みながらニマニマしてしまいます。ここちゃん先輩の周りも、「本当にここちゃん先輩が好きなんだなあ」って微笑ましくなるほど優しい人ばかり。

時々周りも巻き込んじゃう。そんな臆病で不器用な二人の恋物語。素敵なお話ありがとうございました。

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★★★★★
2014/12/31 00:44
グッバイ・メロディー

もしかしたら、知らないうちに、少しずつ遠い存在になっているのかもしれない。それでもこうちゃんの夢をいちばんちかくで応援するって決めてたから。 ごめん。ありがとう。 淋しい。嬉しい。 会いたい。会いたくない。 大切な気持ちと鳴りやまない音楽。 ふたりと4つのメロディーはまだ始まったばかり。 ▽ 誰かの背中を押したり、誰かに背中を押されたり。あまいたまごやきも、きさちゃんもみちるさんも、みんなそうやって踏みだして前に進んでいく様子の描写がとてもリアルで、さすが作者さんだなあと思いました。 人の想いって難しくて愛おしい。柔らかくて優しい雰囲気に思わず涙がこぼれます。素敵なお話でした。


もしかしたら、知らないうちに、少しずつ遠い存在になっているのかもしれない。それでもこうちゃんの夢をいちばんちかくで応援するって決めてたから。

ごめん。ありがとう。
淋しい。嬉しい。
会いたい。会いたくない。

大切な気持ちと鳴りやまない音楽。

ふたりと4つのメロディーはまだ始まったばかり。


誰かの背中を押したり、誰かに背中を押されたり。あまいたまごやきも、きさちゃんもみちるさんも、みんなそうやって踏みだして前に進んでいく様子の描写がとてもリアルで、さすが作者さんだなあと思いました。

人の想いって難しくて愛おしい。柔らかくて優しい雰囲気に思わず涙がこぼれます。素敵なお話でした。

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★★★★★
2014/12/23 00:29
お隣さん。

引っ越した先の格安マンションの壁はとても薄い。お隣さんの声が途切れ途切れに聞こえてくるくらい、薄い。 だからお隣さんの強がりも本音も全部わかってしまう。 どうか、隣からここまで伝わる言葉が幸せなものでありますように。壁の向こうにいる彼女がずっと笑顔でいられますように。 俺はいつも、そう強く願っているのだ。 ▽ 悲しくても悟られないように笑っている彼女は優しい人なのだと思います。それをわかっていて、いつも通りに話しかける彼も、とても優しい。 ほのぼのとしていて柔らかい、優しさに溢れていたお話でした。ありがとうございます。

引っ越した先の格安マンションの壁はとても薄い。お隣さんの声が途切れ途切れに聞こえてくるくらい、薄い。

だからお隣さんの強がりも本音も全部わかってしまう。

どうか、隣からここまで伝わる言葉が幸せなものでありますように。壁の向こうにいる彼女がずっと笑顔でいられますように。

俺はいつも、そう強く願っているのだ。


悲しくても悟られないように笑っている彼女は優しい人なのだと思います。それをわかっていて、いつも通りに話しかける彼も、とても優しい。
ほのぼのとしていて柔らかい、優しさに溢れていたお話でした。ありがとうございます。

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★★★★★
2014/12/22 02:38
あと2分のクリスマス。

いまいちわかんない。好きとか恋とか、関係がかわるタイミングとか。 なのにアイツがいないとどうしようもなくダメになるし、アイツを失いたくないとも思う。なにかあるとすぐに電話していたのはなんでなんだろう。 ほんと最低なクリスマス。 「……好き」 だけど奇跡を起こすなら、今だ。 ▽ 失恋から始まる柔らかな奇跡。主人公の元気さがとっても可愛い!思わず応援したくなりました。そしてタイトルに繋がるラストシーンが素敵すぎて…!最後までクリスマス全開、可愛さ満点のお話でした。ありがとうございます。


いまいちわかんない。好きとか恋とか、関係がかわるタイミングとか。
なのにアイツがいないとどうしようもなくダメになるし、アイツを失いたくないとも思う。なにかあるとすぐに電話していたのはなんでなんだろう。

ほんと最低なクリスマス。

「……好き」

だけど奇跡を起こすなら、今だ。


失恋から始まる柔らかな奇跡。主人公の元気さがとっても可愛い!思わず応援したくなりました。そしてタイトルに繋がるラストシーンが素敵すぎて…!最後までクリスマス全開、可愛さ満点のお話でした。ありがとうございます。

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★★★★★
2014/12/22 01:19
ネタバレ
ちょっと黙って心臓


せめぎあう教室
更けていく夜に融ける一室
たんぽぽに捕まった屋上
急展開に驚く店内
曖昧さに悩んだいつもの場所

ああもう、心臓、うるさい。
黙って。いや、黙らないで。

ドキドキする瞬間は、こんなとこに落ちてた。


とにかくもう可愛いです。ところどころに散りばめられた『心臓』『ドキドキ』に気付くたびにキュンとなります。全部素敵なのですが、個人的には『ダンデライオン』がとても好きです。
なんでもない日常の一コマを切り取ったようなお話の中にある胸キュン。すぐにでも自分の周りにあるドキドキを探したくなるような、そんな素敵なお話でした。

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★★★★★
2014/10/06 19:01
さみしがりやのホットミルク

大丈夫。ひとりじゃないよ。 記憶を強さにかえて 想いを言葉にのせて 魔法をミルクに溶かした 「このホットミルクはさみしがりやがさみしくなくなる魔法がかけられています」 ▽ 思わずホットミルクを飲みたくなるような、とても優しいお話でした。 オミくんの未来に対する不安やかえちゃんへの想いが、まるでミルクをかき回したときのようにくるくると混ざり合って。そうして物語の終わりに近づいていくところはさすが春川さんだと思いました。好きです! 素敵なお話ありがとうございます。

大丈夫。ひとりじゃないよ。


記憶を強さにかえて
想いを言葉にのせて

魔法をミルクに溶かした


「このホットミルクはさみしがりやがさみしくなくなる魔法がかけられています」



思わずホットミルクを飲みたくなるような、とても優しいお話でした。
オミくんの未来に対する不安やかえちゃんへの想いが、まるでミルクをかき回したときのようにくるくると混ざり合って。そうして物語の終わりに近づいていくところはさすが春川さんだと思いました。好きです!

素敵なお話ありがとうございます。

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★★★★★
2014/09/02 23:56
ネタバレ
ハンドメイド マーメイド

一瞬、吸い寄せされそうになった。
手を伸ばしたくなった。

「俺そういうの好きですよ」

日差しの強い昼下がりのこと。
それは、ふたりだけの、小さな秘密。


夏特有の白くて強い光に反射したプールの水面が、ゆらゆらと揺らめいている様子が思い浮かんできました。

きっと主人公は水と会話をするようにゆったりと泳いでいて、後輩たちにはその優雅さがまるで人魚のように見えるのだろうと思います。

水中で煌めく泡のような素敵なお話でした。

そしてタイトルも本当に本当に好きです……!
ありがとうございました!

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★★★★★
2014/03/03 14:39
ネタバレ
世界征服狂走論

タイトルに惹かれて読ませていただきました。


夏休み前。空は快晴。

二年前より少し大人になった二人の、二年前から変わらない1メートルの距離で交わす会話がとても好きです。


切なくて優しい素敵なお話でした。
ありがとうございます。

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