秋も深まってきた10月中旬。 あさみは元々植物が好きで、今まで沢山の薔薇の花を咲かせてきた。 あさみにとって、薔薇は特別な存在だ。 彼女の最も愛してやまない作家、中井英夫の作品類の多くに薔薇が登場してくるし、中井英夫本人も家や別荘に薔薇園を持っていた。 しかし、薔薇は室内では育てられない。 今、大切な人が私の元を離れていき、心がカサカサに乾いているあさみは、室内で育てられ、いつでも緑が目にはいる多肉植物に凝っている。 それに、緑を育てるのにはヒーリング効果があると聞き、多肉を育てるのにせいを出している。 多肉植物を鉢に植える時、どういうふうにレイアウトしていいのか考えている時、多肉のふっくら柔らかな感触を手に感じる時、心は無心になり、目の前は優しい緑でいっぱいになる。 彼がいなくなった人生。 毎日涙がこぼれ落ちる。 これからは、緑と一緒に生きていこう。 緑が恋人。それでいい。 いや、恋人というよりあさみの心に潤いを注いでくれる緑。 今は、それでいい。 それがいい。

愛情と憎しみ 　　　　　その先にあるものは～

青春時代をまるごと、あなたと過ごした。 何もかもが初めてでした。 そして、出会った答えが、理想と現実。 それでもあなたは、私の運命の人。

2oo8.9.26.pm22:25 君は.家族に見守られて この世を去ったねｯ… 君は17年間幸せでしたか? この小説は. ノンフィクションです｡ 17年生きた愛犬ﾎﾟﾒﾗﾆｱﾝの 『ｱﾗｼ』 について書いて行きます｡

久しぶりに思い出したキラキラしたあの頃。 いい加減忘れないとって参加した同窓会。 …なんでいるの？ いまだに引きずってる女子 尾上みなみ(25) 久しぶりに現れた彼 武藤祐司(25) 20160925～20160928

「私と、結婚だけ、して貰えませんか？」 お見合い相手から 結婚の申し込みを頂いたけれど 『この結婚に愛は求めるな』 そう言われてるみたい 結婚に憧れや興味があるわけでもなく 家族の愛ですら、よく分からないのに だから、 『法的な妻』の座にいてくれればいい そういうことなら、お安い御用よ ♢　♢　♢ 「シャワーをしてる時の音を録音させて下さい」 「え？」 ＊ 「今から服を脱ぐので そのフープの中から動かずに見てて下さい」 「は？」 俺の妻は、時々… いや、常に言動がおかしい 恋愛結婚ではないから 甘い生活を期待していたわけではないが それでも、結婚したからには それなりに歩み寄れるものだと思っていた ＊ 「私がそんなにも疎ましいですか？」 「……え？」 「いつもそうやって…」 女性社員には笑顔を見せるのに 私にはいつも怪訝そうに眉根を寄せる ６歳も離れてるから 子供に見えるのかもしれないけれど 私はこのまま… ♢　♢　♢ 大手出版会社の社長令嬢 （ちょっと変わった）箱入り娘 ぶっとんだ性格が玉に瑕 実は、大人気の絵師 淪　胡桃　（２５） Kurumi Sazanami × 新進気鋭のゲームアプリ会社の社長 仕事はできるが、 無愛想で不器用な性格 淪　士門　（３1） Shimon Sazanami ♢　♢　♢ 恋愛をすっ飛ばして結婚した二人の ラブダンジョン攻略を ちょっと覘いてみませんか？ 表紙公開　2024.05.05. 連載開始　2024.05.09. 連載完結　2024.06.21. copyright（C）蓮条