「喪失と再生」の作品一覧・人気順

条件
喪失と再生 | 対象 タイトル, キーワード, 作家名

検索ワード
を含む
を除く
検索対象
ステータス
作品の長さ
コンテスト
その他の条件
2
Clover、たったひとつの記憶
由耀/著

総文字数/29,005

恋愛(純愛)17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
写真素材:Photo AC 編集:由耀
検索結果
  • タイトル
  • キーワード
  • 作家名
燠火(おきび)

総文字数/0

その他0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
父は三人を殺した。被害者の娘と、湊はいま同じ屋根の下にいる。  湊は、彼女が誰なのかを最初から知っていた。彼女は、彼が誰なのかを知らなかった。  東京の小さなパン屋で出会った二十歳の戸倉更紗は、湊の父が殺した男の、娘だった。  二〇〇三年十二月十四日。群馬県柏尾市の鉄工所が燃えた。  旋盤工の父・安西邦夫は、社長を殴り殺し、工場に火を放った。火は隣接する社長宅に燃え移り、社長の妻と、七歳の次女が焼け死んだ。死者三名。判決は無期懲役。  残されたのは、母と、十五歳の兄と、八歳の妹だった。  一家は町を捨て、母の旧姓を名乗り、「三堀」という名前で生き直すことになる。──兄だけが、のちにその名を返した。  二十二年後。兄・湊は、千葉の海辺の小さな町でパン屋をひとりでやっている。人を雇わない。写真を持たない。誰にも本当の名字を字で見せない。それでも毎朝二時四十分に起き、窯の灰をかき分けて、その下でまだ赤いものに薪をくべる。  あの日、たまたま祖母の家に泊まっていて生き残ったのが、更紗だった。  そしてもうひとつ。父は服役してから二十年、息子の面会も手紙も、ただの一度も受け取らなかった。  その理由が明かされるのは、父が死んだあとのことである。  加害者家族は、何をどこまで償えばいいのか。  償い終わることのない罪と、人はどう生きていけばいいのか。  赦しの物語ではありません。それでも朝は来る、という物語です。  全十四話・約九万五千字。十月七日より毎日二十一時に一話ずつ更新、十月二十日完結予定。
検索結果
  • タイトル
  • キーワード
  • 作家名
pagetop