いくつもの悲しみを乗り越えて、変わらぬ愛を求め続けた女性の生涯を描いた切ない恋の物語。 　※中盤以降、かなり切なくなります。 　空は淡い水色に見える。 　雲は白色や灰色に見える。 　真っ赤な夕焼けや満点の星空や七色の虹を見ると、美しいと感じられる。　 　美味しい物を食べると、お腹も心も満たされる。 　熟成されたワインの香りを嗅ぐと、嬉しい気分になる。 　リズミカルな曲を聴くと、ダンスを踊りたくなってくる。 　心に響く美しい曲を聴くと、歌を歌いたくなってくる。 　感動的な映画を観ると、自然と涙が溢れ出してくる。 　雨に濡れると、体が冷えてくる。 　全速力で走ると、すごく疲れる。 　嫌なことや辛いことがあったときは気持ちが沈む。 　視覚も聴覚も味覚も嗅覚も触覚も体も心も気持ちも正常なはず。 　生命として、人としての感覚を持っていると思う。 　なのに、何かが違う。何かが壊れている。 　それがいったい何なのかは分からない。 　これまでのことは単なる偶然だったのだろうか。 　私と同じような経験をしてきた人はいるのだろうか。 　私が生まれ持ってしまったものなのだろうか。 　考えれば考えるほど分からなくなってくる。 　恋って何だろう。 　愛って何だろう。 　人を愛するって何だろう。 　私は何のために生まれてきたのだろう。 　私には、誰にも言いたくない秘密がある。 　※　エブリスタにも掲載しています。

銀杏の落ち葉が舞い散る頃 公園のレトロなベンチで彼と会った ツキに見放された私を救ってくれたのは 銀杏の木陰で微笑む彼と、一本の缶コーヒーだった

枯れ葉が舞う季節 心までも淋しく なっていく季節 一人になっていく 愛しい人とは…… もう会えないの？ 2011年 11月9日 完結 2012年 １月13日 追記 ☆★☆★☆★☆★☆★☆ 素敵なレビューを 有難うございました。 道竹 月姫 様 ☆★☆★☆★☆★☆★☆

爽やかな春の日 2人は偶然という必然により 桜の下で出会い 恋に落ちた 先輩女子と後輩男子の ゆるあまストーリー