橘いずみに憧れて

失格

失格。
はじめに、で紹介してたあの曲です。
電流バリバリのワンフレーズの曲です。
ミュートマジャパンはたしか、毎晩11時から月曜日から金曜日まで帯で放送してたかと思います。
毎晩、5曲ずつ紹介されていたような…。
毎晩違う内容で、週に何曲かは被ってて、注目される曲もあれば好きなアーティストに当たったり、こんな方が新曲出したんだみたいな。色んな要素を含んだましたねー。
そんなある時、その曲と出逢います。
橘いずみ【失格】
聞いてコトありますか?
単調ともとれる言葉の羅列、1人の人物、女性の半生が綴られてます。住んでいた地域の中に横浜、行ったコトありませんが兵庫や沖縄、親近感があったり。
思想や考え感情が取り出されていきます。
そうした中、問題のサビです。

あなたは失格! そうはっきり言われたい
生きる資格がないなんて憧れていた生き方

なんてコトだ!
それまでの歌詞の中で、自分が大好きで自分を肯定して生きてきた。そんな彼女が、この台詞。
その時の自分が、何に刺さったのか。
失格で、はっきり言われたい、生きる資格がない、そんなコトを言われたかったのか?憧れていた?僕は何を。
涙さえ流してないものの心は泣いていた。そうして観てる内に、曲は変調する。
メロディアスな曲調に印象的な歌詞が載る。
こうである。

あぁ 赤い夕焼けの街で 小さな身体を丸めて
叱られても 恥を重ねても まっすぐ歩いてきたのに

沁みました。ここで泣きました。
なんだ、この歌詞。

そうして、曲調は前半と同じように戻り、また人生が綴られます。
自己愛と自己肯定。
曲の最後には、

たったこれっぽっちの人生をひとり振り返り
四の五の言ってる自分を愛したい

自分は何かを問いかけ、最後に自分を気づかせる。
なんてコトだ。やられました。
知らなかっただけで、これから先どんどん橘いずみさんを知っていくワケですが、メジャーな永遠のパズルの前
完全橘いずみを世に知らしめたのは、失格だと自負しております。
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