悪事通報アプリ
終わる
「ごめん花乃。私もう怖くて無理かも。昨日ナンバーを覚えているから、警察に言う」
翌日の悪事も同じだった。
繰り返される交通事故のせいで昨晩はよく寝ることができず、ずっと布団を頭までかぶって震えていた。
「そうだね。だけど今日の分の回避だけはしておかないと、いつ交通事故が起こるかわからないでしょ」
そう言われて私は今日の交通事故を美羽に押し付けた。
これで私達の復讐も終わりを告げる。
美羽から奪ったクレジットカードは私達の指紋を拭き取って切り刻み、公園のゴミ箱に捨てた。
お金が使えなくなることは惜しい気がしたけれど、もうかまっていられなかった。
犯人は失敗しても何度も何度も私を狙ってきている。
その執着心が怖くして仕方ない。
「今日の悪事は押し付けたし、アプリはもう消してもいいよね?」
これがあると気になって仕方ない。
毎朝必ず確認して、そしてまたなにか恐ろしいことが書かれていたらと思うと、たまらない気持ちになる。
翌日の悪事も同じだった。
繰り返される交通事故のせいで昨晩はよく寝ることができず、ずっと布団を頭までかぶって震えていた。
「そうだね。だけど今日の分の回避だけはしておかないと、いつ交通事故が起こるかわからないでしょ」
そう言われて私は今日の交通事故を美羽に押し付けた。
これで私達の復讐も終わりを告げる。
美羽から奪ったクレジットカードは私達の指紋を拭き取って切り刻み、公園のゴミ箱に捨てた。
お金が使えなくなることは惜しい気がしたけれど、もうかまっていられなかった。
犯人は失敗しても何度も何度も私を狙ってきている。
その執着心が怖くして仕方ない。
「今日の悪事は押し付けたし、アプリはもう消してもいいよね?」
これがあると気になって仕方ない。
毎朝必ず確認して、そしてまたなにか恐ろしいことが書かれていたらと思うと、たまらない気持ちになる。