悪事通報アプリ
復讐する
翌日、私は花乃に言われたとおりまた公園に来ていた。
相変わらず誰もいない公園内のベンチで花乃は座って待っていた。
「おはよう夢奈」
「うん、おはよう」
隣に座ると缶の紅茶を差し出してくれた。
「買って待っててくれたの?」
「うん。自分の分を買うついで」
と、公園の奥にある自販機に視線を向けた。
「ありがとう」
缶の紅茶を一口飲むとやけに甘ったるく感じて微かに顔をしかめる。
でも、朝にこの甘さはちょうどいいかもしれない。
1日運動するためのエネルギーになる。
「今日もアプリを見せてくれる?」
「わかった」
スマホを取り出して昨日消そうと思ったアプリを立ち上げる。
日付が変わっているからか、『今日の悪事』という文字が出てきた。
それをタップするのにはちょっと躊躇した。
昨日みたいなことが書かれていると思ったら、やっぱり怖い。
だけどそれを知った上で回避できるのだから、確認するしかない。
相変わらず誰もいない公園内のベンチで花乃は座って待っていた。
「おはよう夢奈」
「うん、おはよう」
隣に座ると缶の紅茶を差し出してくれた。
「買って待っててくれたの?」
「うん。自分の分を買うついで」
と、公園の奥にある自販機に視線を向けた。
「ありがとう」
缶の紅茶を一口飲むとやけに甘ったるく感じて微かに顔をしかめる。
でも、朝にこの甘さはちょうどいいかもしれない。
1日運動するためのエネルギーになる。
「今日もアプリを見せてくれる?」
「わかった」
スマホを取り出して昨日消そうと思ったアプリを立ち上げる。
日付が変わっているからか、『今日の悪事』という文字が出てきた。
それをタップするのにはちょっと躊躇した。
昨日みたいなことが書かれていると思ったら、やっぱり怖い。
だけどそれを知った上で回避できるのだから、確認するしかない。