Dearest 1st 〜Dream〜
第14章 大罪
第14章 大罪
第14章 大罪
───…月明かりの下。
今宵は満月。
真っ白いシーツの上、
純白な服に身を包んだ彩が俺を見つめてる。
満月は人を変えると云うが、恐らくその話は馬鹿になんか出来ない。
「……ね……待っ……」
「────待てない。」
「────……ンッ……」
逃げようとする彩の唇をキスで塞いだ。
彩を逃がさないように。
「……あ……さおかさん……っ───…」
背中に、胸に、
彩の体中に赤い花びらが舞う。
俺のモノって印を刻印し続ける。
「───…ッ………」
印を付けるたびに、
彩はシーツの波に溺れていく。
「───……彩……っ」
愛情表現を言葉では語り尽くせないから
もう全身で伝えるしかない。
「──……好き…や……っ……
……彩────……っ」
「…………ッ……」
欲しくて欲しくてたまらない。
我慢なんか
理性なんか
そんなもの、もうずっと前にぶっ飛んでた。
彩に触れた瞬間から。