Dearest 1st 〜Dream〜
第4章 操り人形

第4章 操り人形




第4章 操り人形






連絡が着いた、

という安心感と共に、




電話を掛けたのがぶんだというショックを拭い去れない。







────パカッ…。





自分のケータイを開いてみるも、やっぱり俺には着信はない。





発信履歴が虚しくも彩の名前を連ねている。






「…………」





もう一度だけ、電話掛けてみようか…?





発信ボタンに指を沿わせ、押そうとした瞬間─…。






「────あっ!

繋がった!!!!」






────…え?






「……もしもし?



桜井さん?」






一足遅く───…




俺が言いたかった言葉を、ぶんは隣で言っていた。



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