永遠を糸で縫い留めて

新宿のカフェ

仕事のつづきをしようと思って 夜に訪れたのは新宿の夜景が見えるカフェでした

金や白のあかりが浮かぶ 人々は流れるように もう帰り支度をしているのかしら 

慌ただしいところを 見下ろして 私は優雅に 珈琲を飲みます 

ごくごくごく 何かが洗われてゆくよう 今日あった嫌なこと 再生する感覚 

ペンを手に取ると 喧騒の中で 穏やかな時間が 漂い始める
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